教育福島0052号(1980年(S55)07月)-032page

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告知板

 

福島県教育委員会

 

「女子職員にきく」

県中地区

教育広聴会を開催

昭和五十五年度最初の教育広聴会は五月二十九日(木)の午後一時から、郡山合同庁舎第一会議室で開催されました。

席上、あいさつに立った邊見教育長は、「広く県民各位が、本県教育に関心と期待を寄せている今日、学校、家庭並びに地城の関係機関との連携を従来にも増して更に密にし、児童・生徒が文字通り充実した生活が送れるよう関係者のそれぞれの立場の努力が望まれている折り、信頼と期待にこたえる教育の推進を真剣に検討しあうことは教育の充実に結びつく重要なことである」と述べました。

今回の教育広聴会は「女子教員にきく」をメーン・テーマにして、教育現場で活躍中の女子教員やPTA関係者に集まっていただき、児童・生徒が豊かな心を持って、充実した生活をおくるために、女子教員は、その特性をいかしてどのように指導したらよいかについて意見発表と話し合いが行われました。

会は、伊勢呂総務課長の司会により進行されましたが、学校教育面では、

・将来に生きる女子教員

 

広聴会風景

 

広聴会風景

 

激励する角田委員

 

激励する角田委員

 

・家庭生活の都市化傾向の実態

・現代の子供の健康の変化

・教師の資質及び力量の高揚

・学級経営のあり方

・女子教員の積極的活動

・定時制教育の実態

等にふれた話し合いがなされ、また、家庭教育、社会教育については、

・社会情勢とカギッ子

・奉仕の心と地城社会の連携

・家庭教育の今日的問題点

・母親の教育観の確立

・青少年健全育成

等に話題が集中しました。

特に、話し合いでは「女子教員の資質や力量の高揚のため研修はどうあるべきか」「共通理解を持っての地域に根ざした健康教育のあり方」「学校教育・家庭教育・社会教育三者の連携と生徒指導・青少年健全育成について」など、真剣に論ぜられました。

最後に、角田道子県教育委員から、「女子教員のよさを伸ばし、自信を持って意欲的に教育活動を続けてください。この先生にならって本当によかったといわれる先生になっていただきたいと思います」と励ましのことばがありました。

出席者は次のかたがたです

<意見発表者>

野村裕子郡 山市立行健小学校教頭

佐藤光代 郡山市立喜久田中学校教諭

猪狩花子 郡山市立郡山第一中学校養護教諭

渡辺良子 須賀川市立西袋第一小学校教諭

水野丈子 石川町立石川中学校教諭

鈴木京子 県立須賀川女子高等学校教諭

菅野美智子 県立須賀川第二高等学校教諭

 

 

 


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