教育福島0055号(1980年(S55)10月)-043page
主催者あいさつ
辞令交付−教育長
一三・三○ 研修1)開設・運営
一四・三○ 研修2)事務取り扱い
一五・○○ 研究協議
一五・三○ 閉会−市指導課長
(三) 主事会の開催
学級運営の事務は、各学級の主事が主として行うようになるので、学習計画の立て方(表2学習プログラムの一例を参考として)
予算の執行・学級生の募集の方法などについて話し合う。
三 家庭教育学級の発展的行事
(一) 見学学習
各学級とも、年一回一日行事とする。中央公民館のマイクロバスを利用する。見学範囲は百五十キロメートル以内とする。
(二) 合同学級会
中央公民館内の十五学級が合同で開催し、講師は中央から招く。
(三) あすなろ学級
1 編成
あすなろ学級は中央公民館主催の市民学級「おかあさん勉強室」の修了生で、更に家庭教育のあり方について、自主的に学習を希望する者で組織する。
2 学習方法
月に一回、九時三十分から正午まで学習する。NHK「おかあさん勉強室」のVTRをみて話し合う。テーマを選び自分の家庭生活の具体的な例を出し合って問題解決へと深めていく。
四 まとめ
上述の内容は、中央公民館での活動を主として述べたものである。このほかに、二十五の各公民館はそれぞれの計画で進めている。共通して考えられることは、次のようなことである。
(一) マンネリ化を防ぐこと
学習内容・方法・講師の選択など、たえず見直しが必要と思われる-魅力ある学級をつくる。
(二) 学級生について
出席率の問題や、欠席者への配慮とか、修了証、精勤賞の問題など一考を要する。
(社会教育指導員 本郷研末)
料理教室(金透小)
表2 学習プログラムの一例
領域 課題 学習内容 時間 学習方法 講師 資料 留意点 開講式
家庭の教育的機能家庭教育のあり方。学習の進め方 家庭教育の重要性
家庭の機能と役割
学習計画と学級運営の進め方2.5 講義
話し合い学級長
指導員テキスト うちとけるふんい気をつくる
要望をまとめる子供の社会環境 ネパールの子供と社会環境 明るいネパールの子供
子供をとりまく社会環境2 講演 氏 親の教育上の責任と役割 子供は親をどうみているか(親と子の願い) 子供の気持ちと要望
親の子供に対する態度2.5 要望資料 子と親の要望をまとめておく 家庭と学校教育 学校と家庭との連絡 子供の成長と個人差
子供の創造性を伸ばす。3 講義話し合い 教頭教務 話し合いを多く 子供の健康と安全 子供の発達を理解する 子供の保健衛生と栄養
子供の病気と応急処置
子供の安全2.5 説明
質疑氏 テキスト 家庭で注意できる病気安全 家庭のだんらんとマスコミ 楽しい家庭づくり。テレビのみ方 家庭でできるレクリエーション
テレビと子供の成長2.5 講義実技 社教主事 集計票 子供のテレビ調査表 子供の心身の成長と発達 現代の子供の実態に応じた導き方 現代っ子の心とからだ
ひとり立ちできる子供3 話し合い フィルム 話し合いを大切に 子供の学習の導き方 家庭学習を考える 学校における学習と家庭学習の導き方 3 教師との話し合い 学年主任担任 多くの教師に参加を願う 家庭教育の進め方
閉講式まとめと反省 年間学習のまとめ
学級運営の反省3 司会は委員長 学級長指導員 記録資料 学習の記録と評価