教育福島0056号(1980年(S55)11月)-020page

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婚礼の確保に努める。

三 結婚相談所の開設による収入の確保を図る。

四 職員のP・R、原価意識の徹底、経営内容の認識等経営参加意欲を持たせた充実した経営をする。

五 仕入市場の再検討をする。

六 委託事業の見直しと経費節約の職員教育を徹底する。

このような重点目標と営業方針を持って職員一同アイデアを出しながら経営に当たっていきたいと思います。

郡山会館の存在価値も二年目を迎え大分認められ、昭和五十五年は収入もかなり増加しております。また、利用率も徐々に上昇の傾向にあり、宿泊人員も過去の月最高は千三十七人のものが、八月は千二百七十三人の利用者がありました。利用率も徐々にアップしていることは大変喜ばしいことであるが、福祉性と経済性の調和を保ちながら進めていくことは厳しい面もあるように思います。

施設としては常々「施設運営の費用は収入をもって賄うべきである。赤字は組合員の負担になってくる。黒字になっても組合員のサービス低下になってはうまくない」との自覚にたっていますが、このことが会館施設の経営に当たって大きな課題といえると思います。

これからの会館経営については、

○ 時代の変化と消費者意識の動向にどのように対応していくか。

○ 都市型施設の婚礼部門の漸減対策をどうするか。

○ 料金面における民間との関係をどう改善していくか。また、民間業者との協調をどうしたらよいか。

○ 利用者すなわち組合員の立場に立った運営をどうすべきか。

○ サービス業務・ホテル業務の実態を正しく認識し、共済組合の運営の面にどのように生かしていったらよいか。

などの問題点を一つ一つ解決し、一歩一歩理想に近づけていきたいと思います。

福祉性からも経済性からも、一日もはやく一人前といわれる会館づくりに努力して参りますので、どうか今まで以上のご支援とご利用のほどをお願い申し上げます。

 

十年を経過した「あづま荘」

 

あづま荘は、昭和四十五年五月にオープンして以来十年たちましたが、この間保養施設として、また会議研修の場として多くの教職員のかたがたの利用をいただきました。

歳月の経過とともに施設全般にわたって改装を施す時期に至っており、施設設備の改善を図り、一層のサービス向上に努めるため、次の点を改善すべく本年八月に改修工事着工の運びとなりました。

一 洋大会議室を終日利用すると、かなり疲れるので利用し易い構造に改善する。

二 玄関及びロビーを明るくし、施設全体の印象を高める工夫を施す。

三 駐車場を含め外構全体の照度を高め、建物全体に存在効果を図る。

等について公立学校共済組合本部ならびに支部と協議のうえ、これらについて改装工事を行うこととしこのほど完工いたしました。

特に、会議室については従前から要望の多かった照度の件、天丼が低いための圧迫感、換気の点、放送設備等について改善を図ったほか、室内全体をクロス張りとし、床面をジュータンとして軟かい雰囲気とともに豪華さを醸し出し、装いも一新して会議室としての利用は勿論のこと、結婚式の披露宴場としても市内周辺施設に比してそん色なくきっとご満足いただける設備ではないかと思います。

また、ロビーについても照明効果を施し、ジュータンの交換、玄関はオートドアに改善したほか玄関全般を明るい構造として、抵抗なく入館できうるよう改善しました。

是非改装なった「あづま荘」をご覧になられ、会議・研修の場として大いにご利用いただきたいと思います。

福利厚生施設として、ご満足いただけますよう職員一同サービスの向上に努め、愛され親まれる施設づくりに心がけてまいります。

 

お知らせ 昭和55年度教育テレビ番組及びラジオ番組

 

○家庭教育テレビ番組

1.「親の目子の目」文部省提供

・福島テレビ FTVllチャンネル

毎週金曜日 AM10:00〜10:30

2.「小さな世界」福島県教育委員会提供

・福島テレビ FTVllチャンネル

毎週日曜日 AM9:30〜9:45

再放送 毎週月曜日 AM10:00〜10:15

 

○ラジオ短波教育番組 文部省提供

3,295・6,055・9,595MHZ

l.精薄児の教育 毎週月曜日 PM7:15〜7:30

2.教師の窓 〃 火曜日 PM7:15〜7:30

3.社会教育だより

〃 火曜日 PM7:30〜7:45

4.視覚障害者の広場 〃 水曜日 PM7:15〜7:30

 

 

 


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