教育福島0058号(1981年(S56)01月)-005page

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新年を迎えて

豊かな創造性を

 

福島県教育委員会教育長 邊見榮之助

 

けましておめでとうございます。新年を迎え、一言ごあいさつを申し上げます。

 

皆さん、明けましておめでとうございます。新年を迎え、一言ごあいさつを申し上げます。

教育の重要性につきましては、今更申し上げるまでもなく、それぞれの立場で強調されてきたところでありますが、特に八十年代は、二十一世紀を志向する教育の時代であるといわれております。

御承知のとおり本年は、ゆとりや多様化・弾力化を内容に取り入れた新教育課程が、昨年の小学校に続いて中学校において実施される年であり、その成果が期待されるところであります。また、「第二次福島県長期総合教育計画」の四年目に当たり、「第二期実施計画」施行の初年度でございます。

皆さんの御協力と御理解を得て、次の施策を推進して参りたいと考えております。

まず第一は、

「ゆとりと充実をめざす学校教育の推進」

であります。

第二は、

「障害をもつ子どもたちへの豊かな教育の推進」

であります。

第三は、

「あすをになう青少年の健全育成の推進」

であります。

第四は、

「自ら学習し生きがいを求める社会教育の推進」

であります。

第五は、

「健康と体力の向上をめざす社会体育の推進」

であります。

第六は、

「伝統を生かし創造をはぐくむ文化活動の推進」

であります。

以上申し上げました六点は、本年の県教育委員会重点施策の基本的な視点であり、私たちは、これらの施策遂行のため、最大の努力をはらわなければなりません。皆さんには、県民が教育行政に期待する状況の厳しさを十分認識され、それぞれの立場で、今まで蓄積された実績を土台として、豊かな創造性を発揮していただきたいと思います。

最後に、皆さん並びに家族のかたがたの御健勝を、お祈りいたしまして年頭のあいさつといたします。

(仕事始めの式あいさつから抜粋)

 

 

 


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