教育福島0062号(1981年(S56)07月)-046page

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ぼくの学校わたしの学校

 

福島県立大笹生養護学校

 

中学部三年

 

中学部三年

千葉元春

 

わたしたちの学校は、福島市大笹生まな板山一八二番地にあります。県立学校として、昭和五十四年四月に開校したのです。

学校のすぐ西は、まな板山です。東(前)には十六沼があり、大へんすばらしいところです。とくに桜の咲くころはとても美しく、福島市の桜の名所にもなっています。まな板山のふもと一面は梨畑になってます。学校にも梨畑があり、中学部の生徒と先生がたで梨やリンゴの手入れをしています。昨年は、とれた梨を辺見教育長さんに見てもらいました。

学校は小学部が五十名、中学部二十四名、それに訪問教育のお友達二十三名、全部あわせて九十七名です。わたしたちの毎日の勉強は、生活や作業が中心です。

国語、数学、音楽、体育、クラブ活動などもあります。作業では梨畑の草むしりをしたり、先生といっしょに消毒をしたりします。この間は梨のふくろかけもしました。とてもむずかしいです。それから粘土ざいくで、皿をつくって焼いたりもします。

五月の愛鳥週間のときには、中学生みんなで小鳥のす箱をつくり、十六沼のまわりの木のてっぺんちかくにとりつけました。

五月二十四日の日曜日には、県立学校になって第三回の大運動会もありました。小学部、中学部の全員と先生がた、それにボランティアのお兄さんやお姉さんと仲よく、福島わらじ音頭などもしました。閉会式のときは、グランドに大きな輪をつくり、わたしたちの学校が、もっとすばらしい学校になるようにと、一人一人がねがいをこめて、全員で風船を空にはなしました。とてもきれいでした。

今、元気に運動したり遊んだりしているグランドや体育館は、大笹生学園のものを借りて使っているのですが、この秋ごろには、学校のグランドが校舎のすぐ南がわにできる予定です。

グランドや体育館ができれば、もっともっとすばらしい学校になると思います。わたしたちも、もっともっとがんばってりっぱな学校にしたいと思います。

 

▼教育長さんに梨を

真剣なまなざしで◆

 

真剣なまなざしで◆

 

 

 

 


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