教育福島0062号(1981年(S56)07月)-045page
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ぼくの学校わたしの学校
郡山市立行健中学校
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三年
橋本浩一
緑の松に明けそめる丘の学び舎……と校歌に歌われているように、私たちの学校は、郡山駅から北へ約三キロ、南に善宝池公園、東に国道四号線、阿武隈山地の山なみを望み、北に郡山北工業高校やはるかに安達太良山がそびえ、西は東北歯科大、さらに遠く奥羽山脈の那須・磐梯山を一望できる小高い丘のすばらしい環境にあります。
今年の四月、地域の永年の願いがかなえられ、校舎が改築されました。
私たちは、真新しいペンキのにおいが漂う鉄筋コンクリート四階建ての校舎で心身の練磨に努め、正しい行健中学校の進路を見極め新しい伝統を創造するため、「勉強と部活動を両立させる」ことを目標に、毎日、勉強にスポーツに、そして生徒会活動に真剣に取り組んでいます。
行健という校名の由来は、「天行ハ健ナリ、君子ハ似テ、自ラ彊メテ息マズ」という中国の故事からとったものです。私たちは、この言葉の意味である「天(自然)の運行は常に正常健全であり、停滞も変則もない。君子といわれる人も同様に、日々自ら努力精進して休むところなく、進歩向上を図るものである」という哲学を肝に銘じて学校の教育目標である「健康、自主、気品」に向かって、何ごとにも骨身を惜しまず、全力投球であたっております。
生徒会活動は、「全員参加の生徒会にしよう」を目標に掲げております。生徒会の行事は各クラスの委員長と生徒会役員で組織している中央委員会で原案を提案し、これを各学級にもち帰り話し合いをします。
これを各クラスの副委員長、書記で構成する学校議会にはかり行事をすすめています。
活発に展開されている諸々の生徒会活動は、年に一度発行している生徒会誌「行健」に記録されています。
私たちは、行健中学校の三十四年間にわたる先輩がたが築いた立派な伝統を汚すことなく、新たに輝しい伝統を書き加えようと、天行健の哲学を基に毎日充実した生活を送っています。
▼天行健魂
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校舎正門◆
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