教育福島0064号(1981年(S56)09月)-048page
福島県教育委員会
◇明日への飛躍のために「新任者にきく」
南会津地区教育広聴会を開催
本年度第二回目の教育広聴会は「新任教員にきく」をメーンテーマに設定して、八月二十四日(月)午後一時から県田島合同庁舎会議室で開かれました。
会はまず、佐藤教育次長が、「教育現場でのご苦労など教育活動の様子を気楽にお話し下さい」と開会のことばを述べた後、邊見教育長があいさつに立ち、「八十年代は教育の時代といわれている。県民各位が教育に深い関心を寄せていることを考えると、学校教育に携わる我々は、児童生徒がはつらつとして、しかも希望にみちた生活が送れるよう努力し、県民の信頼に応えなければなりません」と強調されました。
続いて、伊勢呂総務課長の司会により会は進められ学校経営、学習指導、生徒指導、健康教育の視点から、南会津教育事務所管内の九名の先生がたの発表が行われました。
学校経営では、「強い意志力を養成する教育課程の編成」「現職教育の充実」などの発表がなされ、学習指導では、「特色ある分校教育の推進」「自信をつけさせる学習指導」「地域教材を生かした指導」「学習指導法の工夫」「能力差に応ずる指導のあり方」「テープによる学習指導」が、取り上げられ、生徒指導、健康教育の面からは、それぞれ、「登校拒否傾向を持つ児童の指導」「健康安全の習慣形成と体力つくり」について実態の発表がありました。後半は、発表された内容を中心にして話し合いが行われましたが、発表者が新任の校長、教頭、教諭のかたであり、学校教育に真剣に取り組んでいる姿が強く感じられ、出席した各課長も、発表や話し合いの一つ一つにうなずいておりました。
最後に、各課長の指導助言がなされ宮森教育委員から、「教育現場で真剣に児童生徒の指導に当たっておられる先生がたに敬意を表します。これからも、児童生徒との接触の中で、常に問題意識を持ち、創意工夫を凝らした教育活動を期待しています」と激励のことばがあり、有意義なうちに閉会されました。
出席者は、次のかたがたです。
◇意見発表者
千代 洋一郎
只見町立明和中学校長
佐藤常春
田島町立針生小学校教頭
佐藤 千春
下郷町立旭田小学校大松川分校教諭
新井田 庄次
下郷町立江川小学校教諭
仁科 道夫
桧枝岐村立桧枝岐小学校教諭
大堀 貴恵子
下郷町立下郷中学校教諭
遠藤 剛
福島県立南会津高等学校教諭
大槻 光子
福島県立田島高等学校教諭
星 かし子
只見町立明和小学校養護教諭
◇主催者
宮森 栄介
福島県教育委員会委員
邊見 榮之助
福島県教育委員会教育長
佐藤 昌志
福島県教育庁教育次長
伊勢呂 裕史
同 総務課長
添田 信一
同 義務教育課長
大槻 進
同 高等学校教育課長
古内 俊直
同 保健体育課長
本多 剛
同 南会津教育事務所長
小平 卓男
同 総務課主幹
室井 英男
同 南会津教育事務所次長
寺川 智
同 同 次長
真剣な話し合い