教育福島0064号(1981年(S56)09月)-050page
ぼくの学校わたしの学校
飯野町立大久保小学校
六年
菅野 真紀子
福島市から南東約二十キロメートル離れたところに私たちの学校「大久保小学校」があります。児童数百四十人の小さな学校ですが、学校が誕生してから百七年になります。今の校舎も、五十年以上たち、大変古くなりましたが、一年生から六年生までが一緒になった班で毎日本気になって清掃しているので、ピカピカに床が光っています。
『気づき、考え、実行する』これが私たち学校の今年の努力目標です。
授業で何か気づいたら、思い切って手を上げ、先生の質問に対してよく考えたりしますが、まだ考えがたりないと先生に注意されます。
毎月開かれる児童会の代表委員会では、学校生活の問題点などが話し合われます。この中でも、私たちはいろいろなことに気づいたり、考えたりします。そして、決まったことは、すぐ学級に伝えられ、実行されるようになっています。
また、この委員会では、集会についても計画が立てられ学級ではその準備活動でみんなの考えを出し合います。毎月一度のこの集会をみんなが楽しみにしています。
集会やクラブ活動の様子などは、テレビ制作クラブによって録画され、お昼の時間に全校に放送されます。私たちは、テレビで自分の姿を見ながら、集会やクラブ活動について反省し、これからの活動をよりょくするための方法を考えます。そうすると、集会やクラブ活動が以前よりもっと楽しくなります。
私たちの学校では、JRC活動も活発です。だれかから言われたり、頼まれたりしてやるのではなく、放課後、自分たちで時間をみつげ、自主的に学校やみんなのために仕事をする人が毎日たくさんいます。そして、活動の内容を「ボランティア記録」にノートしていきます。どんどんふえてきています。
私は、こういう大久保小学校で学校生活を楽しく送れることをほこりに思っています。
活動の様子をテレビに▼
▼清掃風景(ボランティア活動の一環として)