教育福島0069号(1982年(S57)02月)-020page
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容を重点として教材の構造化を進める。
(二) 単位時間の目標を的確に押さえ、指導の範囲と程度を明らかにするとともに、既習の知識・技能の累積を重視し、思考活動を通し、理解・実践の有機的関連を図るよう努める。
(三) 指導の目標・内容等に応じて情報提示の活動を効率化し、生徒の学習活動にゆとりができるように、授業形態の改善と指導の効果を高めるように努める。
(四) 教具の特性と活用場面を研究し、授業の中に適切に取り入れて指導の効率化を図るとともに、技術的な思考力の伸長に役立つ教具の開発に努める。
(五) 資料、教育機器などの特性を生かし、効果的に活用するよう努める。
三 計画的に施設設備を整備充実し、その活用を図るとともに、安全管理の徹底を図り事故防止に努める
(一) 施設・設備の改善・充実に努める。
(二) 用具・機械類は常に最良の状態に整備し、実習に際して有効に活用できるよう、その整備、格納、手入れなどに特別の配慮をするとともに、使用手続きなど、管理に必要な事項を指導し安全管理に努める。
(三) 機械、工具等の取り扱い方を徹底させ、事故の防止に万全を期すとともに、可燃物や塗料・接着剤等の取り扱いと保管に十分留意する。
四 評価の観点や方法を工夫し、適正な評価に努める
(一) 具体的な到達目標を設定し、学習活動に応じて評価の観点や方法を工夫する。
(二) 学習過程における評価法を研究するとともに、評価結果を指導計画や指導法の改善に活用する。
〈選択〉
一 選択技術・家庭科の趣旨の理解を深め、指導計画の作成に当たっては生徒の興味・関心や将来の必要に応じ個性、能力の伸長が図れるように計画する。
(一) 内容の取り扱いに当たっては、生徒の特性等に応じて、仕事の楽しさや完成の喜びを一層深く味わわせるため地域や学校の実態を考慮して、各領域内容に示されたもののうち適切なものを選び、これを一層深めて取り扱うようにする。
(二) 題材の選定に当たっては、題材の価値と安全性について十分検討するとともに、教材費の出費が高額になりすぎないように配慮する。
外国語(英語)
中学校
言語活動を重視し、特に「表現力の育成」に配慮すること、及び各領域について「要点を把握する力」を養うことが、これからの指導の方向である。
すなわち、個々の言語材料の習得に終始した学習から、内容を重視しながら、言語を総合的に理解し、表現する学習へ大きく転換することが求められる。
このため、次の事項について努力する。
一 弾力的な指導計画の作成に努める
(一) 各学年あるいは三年間を通して、領域間の調和のとれた指導が行われるように計画する。
すなわち、まとまった期間を通して三つの領域を偏りなく指導して、調和のとれた学力が生徒につくよう計画をたてることが望ましい。
(二) 教科書教材をよく分析検討し、生徒の実態と教材の適時性という観点から指導事項を選択総合して教材の重点化を図り、軽重をつけた指導ができるよう計画を改善する。
また、重点教材の反復、深化、拡大すべき個所や時期を明示しておくようにする。
(三) それぞれの課のねらいと教材の特質に応じて、「聞くこと・話すこと」「読むこと」及び「書くこと」の領域のいずれかに重点をおくなど学校・学年担任等の創意工夫を生かして作成する。
(四) 外国語で表現する基礎的能力を養うため、学年目標と言語活動の指導事項との関連を図り、表現活動が系統的に行われるように計画する。
(五) 音声の指導に当たっては、視聴覚機器及び放送番組などの活用を図るとともに、実際の音声への手がかりとして、必要に応じて「発音表記」を用いるよう計画する。
(六) 生徒の自主的な学習態度を育成するため、適切な辞書とその使い方について段階に応じた指導ができるように計画する。
二 言語活動を重視した授業の展開に努める
(一) 一時間一パートという固定的な考え方をさけ、教材に応じて一時間に課全体あるいは数パートをまとめて導入し、二次限以下の授業にも変化を持たせるなど柔軟な指導過程を工夫して、生き生きとした学習を展開するように努める。
(二) 本文の構成要素の一部に過ぎない目標文の取り扱いについては、画一
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