教育福島0070号(1982年(S57)04月)-041page
ぼくの学校わたしの学校
いわき市立久之浜第一小学校
(校長 山本秀吉・児童数579名)
六年
遠藤弥須代
「三ツ森山の緑をあおぎ太平洋の波の音聞いて……」と、校歌にうたわれているように、私たちの学校は、いわき市の北東にあり、東には太平洋、西には三ツ森山がそびえ立っています。
校庭には、先生方やPTAの方々の手で植えられた「つつじ」や「さざんか」「あじさい」などがあり、四季おりおりの美しさを見せてくれます。「みどりの日」には、自分たちの学級の花壇の草むしりや、手入れもします。花いっぱい県民運動、「花壇コンクール」に応募し入賞したこともたびたびあります。毎年、一人一鉢運動が行われ、学年で違う草花を育てることになっています。夏休み中には、家で育てて、二学期に学校に持っていき、育ちぐあいや、花のさき方をきそいあうことにしています。また、正門のところには、大きなすずかけの木が五本あります。朝夕、この木を眺めていますが私たちもこのすずかけの木のように、大きくたくましく育っていきたいと思っています。
児童数は、五百八十人、十八クラスで、中くらいの学校ですが、「体力のある子、思いやりのある子、すじ道を立てて考える子」をめあてとして、みんなでがんばっています。
体力を向上させるため、毎日、タイヤとび、登り棒、鉄棒、その他の固定施設を十分活用したり、校庭を走りまわったりしていますが、昨年のマラソン大会では、二十四の新記録が出ました。より高い目標を持ってがんばったからだと思います。
久之浜の町には、避難港もあり、近海魚がたくさん水あげされ活気に満ちています。めずらしい魚や貝類がとれたときは、PTAの方々が学校に届けてくれます。正面玄関には、大きな水そうがあり、そこでかわれています。
めぐまれた環境の中で、私たちは、先輩の残してくれたすばらしい伝統を受けつぎ、先生方のご指導のもとに勉強に運動にがんばって行きたいと思っています。
▼校舎全景
みんなそろって◆