教育福島0075号(1982年(S57)10月)-053page
ぼくの学校わたしの学校
会津坂下町立金上小学校
(校長 東條節夫・児童数152名)
六年
山 田 茂広
ぼくたちの金上小学校は、会津若松駅から約十二キロ、会津盆地の西側の田園地帯にあります。
学校の歴史は明治六年四月に開校され今年で百十一年目になる古い学校です。学校の特徴はまず校舎です。木造二階建ての古い校舎で、低学年棟、中学年棟、高学年棟に分かれて点々と散らばっていて、それを石廊下でつないでいます。
児童数百五十二名、先生方十名の小さい学校ですが、今年のよい歯の学校として特別優秀校になったことが誇りです。家での親子歯みがき、給食後の歯みがきなど点検表を作って毎日三回かかさずやることにしています。時には忘れたりすることもありますが自分の健康は自分で守るという考えでやっています。
それから、じょうぶな体づくりの一つとしてすもうをやっています。六月に校内すもう大会を開き、一年生から六年生までみんな力をふりしぼってがんばりました。
また五、六年生で学校のそばのたんぼを借りて、いね作りをしています。昔ながらの手植えの田植え、草取り、かまを使ってのいね刈りをします。たんぼのどろがぬるぬるして気持ちわるがったりする人もいますが、秋に行う感謝祭のことを考えながら、最後までがんばってやります。一年がかりで作ったもち米を、保護者の方々に手伝ってもらってふかし、うすでつく時は大人になったような気分でいいです。家ではあまり食べない入でも、この日に限ってたくさん食べるようです。やはり、全校生そろって大勢で食べるから、よけいおいしいのだと思います。それから全校生みんなで活動する縦割り清掃があり、力を合わせてやっています。
毎日の生活は、「金小よい子のあいうえお」をもとにして、勉強や仕事にはげむことにしています。
「あ」あいさつみんなに元気よく。
「い」いつも進んで仕事する。
「う」らんといっぱいがんばろう。
「え」えがおでにこにこ仲良しに。
「お」おもったことは、はっきりと。
これらの言葉を朝の会で全員でとなえて、目標に向ってがんばっています。
給食のあとで▼
▼豊作をねがって