教育福島0079号(1983年(S58)02月)-004page
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教育福島
'83 2・3
表紙絵に寄せて
石 井 克 典
矢吹ケ原
矢吹町の西方は那須火山帯に連なる山地丘陵地帯であるが、大部分は矢吹ケ原と呼ばれる平坦地であり、小高い丘に立てば遠く那須の山並みを一望することができる。ここには農業経営大学校をはじめ酪農研修農場など田園の町にふさわしいのどかな風景がある。
晩冬になって、この矢吹ケ原にも寒い季節の終わりがやってきた。道端の緑は多少生気を取り戻しつつあるが、木々はいまだ裸のままで遠く紫にかすんだ山と暗い空を透き通らせている。大地の色は冷たい大気に吸い込まれるように精彩を失い、あるいは春の彩りになるのをためらっているように冬の光に同化し、混じり合ってくすみ、もの悲しい色調を帯びている。
(福島県立矢吹高等学校教諭)
目次
表紙題字 福島県教育委員会教育長 邊 見 榮之助
巻頭言
教師と研修 福島県教育セン外所長 舟山 昇一
提言
思いやり 福島県警察本部交通起動隊長 邊見 榮之介
昭和58年度 教育関係行事予定表 〈別冊〉
随想ずいそう
小 沼 尭 ・佐藤芳信 ・伊藤 渉 ・猪 狩 幸一 吉田裕子・遠藤徹郎
こぼればなし
告知板
定例教育委員会・ほか
ふるさと探訪
八槻都々古別神社の神楽(棚倉町)
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