教育福島0088号(1984年(S59)01月)-040page

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まちからむらからこんにちは

 

体育施設の管理運営

 

南郷村教育委員会

 

一 南郷村の概要

 

南郷村は、福島県の西南端にあり人口約三千九百人の静かな山村である。村のほぼ中央を伊南川の清流が南北に走り、その流域に耕地が開け本村の主産業である農業をささえている。

また、本村は南会津郡西部の中心地として国、県の出先機関が多く地方行政の中核をなしているとともに、交通面でも昨年の駒止トンネル開通により南会津郡東部、西部の広域行政はもとより、本村の産業、経済、文化など諸々の面での発展が期待されている。

 

二 社会体育施設の概要

 

南郷村の社会体育は、「地域住民の健康と体力づくり」、「住民相互の親睦と明るい村づくり」を目標に次の三項目を重点施策として、社会体育の振興を推進している。

一、体力づくりの推進

二、社会体育指導者の養成

三、社会体育施設、設備の整備充実

南郷村の体育施設は、昭和五十五年の南郷体育館建設以前は学校体育施設の開放にたよっていたが、現在は南郷体育館、同グラウンドが本村社会体育施設の主軸をなし、同施設を中心に社会体育年間行事が組まれている。

また、第四回福島県ゲートボール大会南郷会場を契機にゲートボール愛好者数も急増し、各地区には愛好者の熱意と地元有力者の協力により整備されたコートもあり、さらに旧中学校体育館を改造しての県内初の屋内ゲートボール場も完成している。

また、冬期は二メートル近くの積雪があり、昭和五十一年に南郷スキー場が建設され、ウインタースポーツの場として県内外からのスキーヤーはもとより、全村民からも生活に密着したスポーツの場として親しまれている。

今シーズンには第一ロマンスリフト第五リフト、ロープトウが増設され、さらに施設設備・整備が充実される。

 

三 施設の利用状況

 

(一) 南郷体育館

年間を通し、もっとも活用されているのがこの体育館である。

家庭、バレーボール、バドミントン、剣道などの六種目の団体が定期的に利用をし、各種大会やスポーツ活動もこの体育館を中心に実施されている。.

今年度から体育館主催による南会津郡内家庭バレーボール愛好者を対象に第一回南郷体育館杯家庭 バレーボール大会を実施し盛況、成功の結果を得ている。また、夏期には村外からのバスケット剣道などのスポーツ少年団の合宿練習による利用もあり、村内はもとより村外の団体からも幅広く利用されている。

(二) 南郷体育館グラウンド

南郷体育館建設時に附帯し整備されたグラウソードで、主にソフトホール、テニス、ゲートボールなどに活用されている多目的グラウンドである。

村ソフトボール協会登録チーム、事業所チーム及び村ゲートボール協会登録チームやテニスクラブなどの練習、各種大会場として利用されている。

なお、福祉事務所主催による南会津郡老人ゲートボール大会も当グラウンドで開催され三年目を迎えている。

(三) 屋内ゲートボール場

毎日、多数の愛好者から練習の場として、また高齢者のコミュニケーションの場として利用されている。

天候に左右されることなく、毎日ステックを握るのをかかせない愛好者にとってはとっておきの練習場であり、高齢者の冬期間におけるスポーツの場

 

南郷体育館

南郷体育館

 

 

 


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