教育福島0089号(1984年(S59)02月)-011page
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(四) 読書力の向上を図るため、教科書単元の発展としての読書等の機会を充実し、学校図書館の利用を促すよう工夫する。
四 教材研究を深め、効果的な指導法を工夫するとともに、言語環境を整え、児童の言語生活の浄化を図る
(一) 指導目標を明確にするとともに、指導内容を精選し、ゆとりある指導過程の中で、児童が意欲的に学習できるようにする。
(二) 教材の特質や児童の実態に応じ、適切な活動を選択する。
(三) 主体的な学習態度を育成するため学習のし方を身につけさせるように努める。
(四) 指導と評価の一体化を図り、基礎的な諸能力が、一人一人に確実に身につくようにするとともに、各領域にわたり、練習学習を適切に位置づけるように努める。
(五) 学校全体の言語環境を整え、児童の言語生活の浄化を図る。
中学校
言語の教育としての立場を一層明確にするとともに、表現力を高めるよう十分配慮し、国語を正確に理解し表現する能力、言語感覚、及び、国語に対する関心・態度を高めるため、次の点に努力する。
一 国語力を養うための基礎となる言語事項の指導を充実する
漢字や語句、表記や文法等の指導を重視し、単元・題材、単位時間の指導計画への位置づけを明確にして指導する。
その際、ある程度まとまった知識を得させるための指導もできるようにするなどして、基礎的な能力が系統的にしかも確実に身につくよう工夫する。ただし、内容の取り扱いが必要以上に細部にわたったり、形式的になったりしないよう十分注意する。
二 作文・書写の指導を計画的に行い文章表現力の向上を図る
(一) 作文を主とする指導計画を作成し作文の時数を十分に確保する。
その際、学年の目標、指導事項を明確にして計画する。
(二) 表現活動を多様化し、生徒が意欲的に取り組めるようにする。
(三) 実際に書く時間に充てる時間を十分確保する。
(四) 一人一人の文章表現力を高めるため、生徒の実態を的確に把握し、指導の目標を明確に設定する。
(五) 評価や作品の扱い方を工夫し、書く喜びを味わわせるようにするとともに、評価が指導に生かされるよう配慮する。
(六) 音声言語による表現力を養うための指導は、的確な話し方に重点をおくとともに、朗読指導の充実を図る。
(七) 書写の指導に当たっては、国語科書写の立場を明確にして指導計画を検討し、文字を正しく整えて美しくしかも速く書くことに重点をおいて指導に当たるとともに、学習の成果が日常生活に生かされるよう指導を工夫する。
また、適切な指導時数の確保には十分留意する。
三 文章を正確に読む能力を高めるとともに、読書力の向上を図る
(一) 生徒の実態に即し、読解技能の系統をふまえ、文章を正しく理解し鑑賞する能力と態度が確実に身につくよう、指導内容・方法を検討する。
特に、文章の叙述に即して内容を読み取る能力を高める指導に重点をおき、その能力が読書力へ発展するよう配慮する。
(二) 古典の指導については、古典に対する関心を高め、古典に親しむ学習過程で、古文や漢文を理解する基礎が養われるよう配慮する。
その際、いたずらに、分析的な読解や文語文法の指導に深入りしないよう十分注意する。
(三) 音声言語による理解力を養うための指導は、正確な聞き方に重点をお
(四) 読書の楽しさを味わわせ、読書力を一層向上させるとともに、学校図書館の積極的な利用を促すよう工夫する。
四 教材内容の研究を深め、効果的な指導法を工夫するとともに、言語環境を整え、生徒の言語生活の浄化を図る
(一) 指導目標を明確にするとともに、指導内容を精選し、ゆとりある指導過程の中で、生徒が意欲的に学習できるようにする。
(二) 教材内容を指導事項とのかかわりで十分に検討し、生徒の実態に即した適切な学習活動を設定する。
(三) 生徒の主体的な学習を助長するよう、生徒の興味や課題意識を大切にして授業を展開するように努める。
また、個人思考と集団思考によって個々の考えを練り上げていく過程をとおして、学習の喜びや充実感が一層高められるよう配慮する。
(四) 指導と評価の一体化を図り、基礎的な諸能力が一人一人に確実に身につくようにする。
(五) 学校全体の言語環境を整え、生徒の言語生活の浄化を図る。
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