教育福島0090号(1984年(S59)04月)-044page
ぼくの学校わたしの学校
福島県立白河実業高等学校
(校長・作田良盛・生徒数1084名)
電気科二年
吉田 孝
ぼくたちの白河実業高等学校は、総合職業高校として、県内では唯一の学校で、農業科、機械科、電気科、商業科、家政科からなっています。我が校は、白河市から少し離れた所にありますが、周りには、那須連峰が見渡され緑も豊富ですばらしい環境です。それに南湖公園や白河の関など文化のいきづく土地に生活しています。また校舎も近代的で、中庭は広々とした日本式庭園で、授業の合間に安らぎを与えてくれますし、大きな岩や木は無言のうちに私たちに人間の生き方を教えてくれます。他の設備の面では、実習室、体育館、格技場、校庭と整っています。
さりに、今年中には第二体育館ができる予定です。
さて、学習面では、専門教科の充実した実習が展開されています。普通教科では、諸先生方が授業に工夫をされ、わかりやすい学習をすることができます。例えば県でもすばらしいといわれている本校自慢の視聴覚教室です。ビデオなどの視聴覚機器があり、私たちの授業に欠かせません。
また本校の特色として週間に一時間、ゆとりの時間があります。基礎学力テストや他教科の簡単な知識を学習する相互体験学習を通して幅広い職業人教育がなされています。一方年間の行事としては、学校祭、球技大会、駅伝大会など各クラスが一丸となって取り組み互いの友情を深めています。
部活動では、全国大会二年連続制覇を達成した自転車部を始め、各部も良い成績をあげようと必死に頑張っています。最近、陸上部、テニス部なども力を付けてきました。陸上部は、東北大会で優勝する選手、国民体育大会、インターハイの全国大会に出場する選手が出ております。テニス部もインターハイの全国大会に出場しました。このように部活動を通して、充実した高校生活を生徒自ら作っています。
新幹線も開通し、工場進出の著しい白河地区の期待を背負って、「誠実、勤勉、創造」の校訓を胸に、明日の日本を担う職業人をめざして頑張っています。
▼日本式庭園風の中庭
正面玄関▼