教育福島0090号(1984年(S59)04月)-043page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

ぼくの学校わたしの学校

 

原町市立石神中学校

 

(校長・玉川 晃・生徒数507名)

(校長・玉川 晃・生徒数507名)

 

二年

小林康子

 

私たちの学校は、浜通りの相馬野馬追祭で有名な原町市にあります。緑が失われていく中で、原町市もその例外ではなく、あちこちで開発が進められています。でも、私たちの学校のある石神地区には昔と変わらない自然があります。この恵まれた環境の中、に、新しい校舎、新しい体育館、広い校庭、また近くには第二グランドと設備が整い、のびのびとした学校生活を送っています。

教育目標の一つに「体力のたくましい生徒」というのがあり、そのために多くの体育行事が行われています。楽しい「方部対抗バレーボール大会」もあります。どの方部も練習日を決め、方部の委員長を中心に熱心に練習を行います。この行事は単に体力を高めるだけでなく、練習過程で生徒の協調性を養い、方部内の交流を深めるねらいがあります。そのおかげで、休み中の事故や非行もほとんどありません。その他陸上競技大会、球技大会、マラソン大会などがあり、どの行事もクラスごとに自主的に練習が行われ、実りあるものとなっています。

生徒会活動も自主的に活発に行われています。例えば、文化祭について紹介しますと、一昨年まで、弁論大会や合唱祭、マラソン大会の三つを学校行事として一日で行っていたものを去年、は生徒会行事としてまかされ、生徒の企画を取り入れ、より文化祭らしく改めたことです。もちろん先生方にもご指導をいただきましたが、自分たちで計画を立てて運営し、成功させることができたのは大きな自信となりました。

今年は去年以上に文化祭をはじめ、全てにわたって活発に活動したいと張り切っています。部活動では、吹奏楽部や野球部をはじめ、県大会に出場した部も多く、各種大会での各部の活躍が期待されています。放課後になると聞こえてくる活気あふれる声から、部活動にかける意気込みが感じられます。

このような立派な設備とよい環境に恵まれた石神中学校の伝統と校風を、私たち生徒は自分たちの手によってさらにすばらしいものにするよう、日頃の学習や運動に一人一人が真剣に取り組んでいます。

 

▼楽しい方部対抗のバレーボール

校舎玄関▼

 

校舎玄関▼

 

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。