教育福島0091号(1984年(S59)06月)-046page
ぼくの学校わたしの学校
鮫川村立青生野小学校
(校長 佐藤雄喜・生徒数52名)
五年
岡部 美重
「その名も高き阿武隈の、山ふところにはぐくまれ」と校歌の中に歌われているように、わたしたちの学校は阿武隈山系の南西部、標高六百三十メートルの所にあり、二つの国道(二百八十九号、三百四十九号)が走っています。
まわりは山に囲まれ、鹿角の原という広い牧場や、山頂から太平洋を望める朝日山があります。
わたしたちの学校の教育目標は、
一、あかるく 思いやりのある子ども
二、おちついて よく考える子ども
三、のぞみめざして やりぬく子ども
四、からだをきたえ 元気な子ども
頭文字をとると「あおのからだ」になりわかりやすいので、一年生から六年生までよくおぼえています。
全校生は五十二名と少ないのですが、四つのたてわり班に分かれて、清掃や創意の時間の活動、各委員会、宿泊訓練(全校生参加)などいろいろな活動に取り組んでいます。班ごとに名前をつけ、班旗をつくります。秋の運動会では班旗を先頭に入場行進をしたり、リレーをきそったり、班単位の活動がさかんです。
青生野小学校の特色は、このような土地の条件や環境を学習と結びつけていることです。
その一つに、スキーがあります。今年はクラブ活動の時間にスキーを取り入れました。
学校から、上の校庭までの百二十メートルの坂道(白かばゲレンデ)を利用し、一月から三月まで何回もすべり足腰をきたえました。
五・六年生は体育の時間や放課後にもすべり、じょうずになりました。
二つめは、実習田での田植え、稲かりです。勤労生産的活動の体験学習として全校生でおこなっています。秋には、収獲した米でもちをつきます。自分たちの手で植え、草とりをしたり、かったりして一生けん命はたらいたので、もちはとてもおいしいです。
わたしは、このような特色をいつまでも守り、良い伝統として残していきたいと思います。そして、よい校風をきずくよう、全員が力を合わせ努力していきたいと思います。
▼もちつき、がんばれ
◆体験学習(稲刈り)