教育福島0091号(1984年(S59)06月)-047page
ぼくの学校わたしの学校
福島市二立消水中学校
(校長 林 喜六・生徒数644名)
三年
斎藤 えり子
私たちの清水中学校は、春は桜・桃・りんごの花が咲き、夏にはカエルの合唱が響き、秋には黄金の稲穂が実る田園の中、東に信夫山、福島の町々をながめ、西に雄大な吾妻・安達太良連峰をのぞむことのできるすばらしい環境の中に、位置しています。
ドーナツ化現象による、郊外中学校過密教育を解消するために、今年の四月開校となったばかりの県内一新しい中学校です。
生徒数は六百四十四名。二、三年生はほとんどが信陵中、福島四中の出身者で、その他、野田中などから来た人も何名かいます。出身校がそれぞれ違うため制服、運動着がまちまちで外部の人が学校に来られたら、きっとびっくりされることでしょう。
校舎は鉄筋コンクリート四階建で、白くて広い廊下や、一部ではあるが校舎内を明るくしてくれる天上の窓などは、他の中学校ではあまり見られないだろうと思います。
また校庭が広く、体育の授業や部活動ものびのびと行うことができる。
とにかく新しい校舎なので、汚したり、壊したりしないよう生徒一人一人が気を配って、大切にして行こうと努力しているところです。
四月十七日には、生徒会役員選挙が行われました。この選挙で清水中学校初代の生徒会会長、その他の生徒会役員が決定しました。これからの清水中をより良くするために、おおいに活躍してくれるだろうと期待しています。もちろん私たち生徒一人一人も関心を持って積極的に生徒会に参加しようと思っています。
部活動も意欲的で活発です。運動部には、バスケットボール部、バレー部をはじめ、駅伝部などもあり中体連にむけて練習に励んでいます。文化部では、吹奏楽部、合唱部はもちろんのこと、マイコン部などもあってなかなかユニークです。
清水中学校は、本当に生まれたばかりで、歴史も伝統もありません。だから、三十名の先生方とともに、この美しい清水の里の清水中学校に、私たちの手で良い伝統を築こうと、いっしょうけんめいがんばっております。
▼生徒会新役員決まる
◆校舎全景