教育福島0092号(1984年(S59)07月)-047page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教育福島0092号(1984年(S59)07月)-047page


羅針盤・目で見る福島の教育統計

資料:昭和58年度「学校教員統計調査」

公立中学校本務教員の年齢構成

編集後記

編集後記

毎日だいぶ暑くなってきました。間もなく夏休み。学校では一学期評定等で忙しい時を過ごしていると思います。

本号は、特集を二つ組みました。高校の「生徒指導」と養護の「交流教育」はともに教育の原点を見つめ直さざるを得ないものと思います。

ところで「時の花」という言葉があります。人がそれぞれの生き方の過程で咲かす、あるいは自ずと咲く花の意と考えると、花はその「時」の結晶なのかもしれません。今は年老いた女流作家が「打ちこみ方一つでは、必らずや咲き匂うはずの時の花は、よのつねの生き方をする身にもあらまほしきものではなかろうか」と一言ってます。よのつねの生き方はあたり前の人間らしい生活をさすと考えれば、学校教育の中でめざすものもこれではないでしょうか。

いいかえれば、「生徒指導」は単なる指串ではなく、生徒それぞれの「時」の花を咲かせてやるための教育の一つのプロセスであるといえないでしょうか。そうとらえるとこの特集の読みとり方も深まるのではないかと思います。

今月は美術館・図書館が開館されます。一方スポーツ活動でグランドは若者の汗で光っています。学校教育と社会教育の接点はいたる所にあるといえます。子どもたちにいろいろな体験をさせ得る場の一つが用意されました。大いに活用したいものです。

教育福島'84 7月号 Vol.92 昭和59年7月15日発行

■発行所 福島県教育委員会 ■発行者 村岡房之助 ●印刷 福島印刷センター


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。