教育福島0093号(1984年(S59)08月)-002page
美術館だより
ジョアン・ミロ「夜鳴きうぐいすと女」
−県立美術館「ミロ回顧展」より
会期・九月一日(土)〜九月三〇日(日)
開館記念展二部 「ミロ回顧展」
ジョァン・ミロは、夢と詩情漂う作品を発表したが、後にシュルレアリズムの方向に転じ独自の作風を形成した。
強烈な原色と有機的な形態の画面構成は高い造型性をもつ。
本回顧展は、ミロの絵画・版画・彫刻・陶器など百七十点余を展観することができる大規模なものである。(上掲写真)
収蔵作品作者紹介
「ポール・ゴーギャン」
ゴーギャンは文明社会を嫌いタヒチに住み、多くの作品を残した。
この作品はブルターニュ時代のもので、平面的な画風を確立しはじめる時期の特徴がよく表われており、一八八九年に制作されたものである。(下掲写真)
<収蔵作品紹介>(本文四十八ぺージ参照)
ポール・ゴーギャン・「ブルター二ユの子供」