教育福島0097号(1984年(S59)12月)-003page
季節の中で………
ひらけ、胡麻!
二学期は学習発表会や文化祭の時期である。県内の各校ではそれぞれ特色ある行事がもたれたが、今回はそのうちのいくつかを紹介します。
十月十八日いわきの湯本第一小学校では恒例の学習発表会がたくさんの父兄の参観のもとに開かれた。会場では、笑いと激励と我が子への熱い視線が注がれて楽しいひと時がおくられた。
(右)アリババと四十人の盗賊 (六年生)
熱演、力演!
第三回福島県高校総合文化祭演劇部門が、十一月二十三日から二十五日、喜多方市の再多方プラザで開催された。地区大会を勝ち抜いた県内六地区からの代表十三校によって熱演がくりひろげられた。
各出場校とも演技力や演出がすばらしく、会場から盛んに拍手が送られていた。その結果、小名浜高校の創作劇「Aマイナー」(作石原哲也・創作脚本賞も受賞)が最優秀賞を受賞した。(写真は郡山女子高校の「むづかしい世の中)(左)
熱演続く高校総文
南郷の里に“燃える時”
去る十月下旬、南会津高等学校の伝統行事「南高祭」−燃焼時間−がにぎやかに開催された。
一日目は講演会、音楽鑑賞会等がもたれたが、二日め南郷村に時ならぬひょうきん族、シンデレラ、ディズニーランドの主人公達があふれだした。南高名物の仮装行列である。若者達の熱気が沿道にみなぎり、町の人々の拍手と笑いがそれをあたたかくつつんでくれた。村にとっても若者と一緒の楽しい一日であった。
このような行事が終ると二学期もそろそろおしまいである。同時に年の瀬も近づいてきて、あわただしくなってくる。子ども達の今年一年、どうであったことかとふりかえる時になってくる………・(右)
仮装行列いよいよ出発