教育福島0097号(1984年(S59)12月)-017page
告書の市販本が刊行されている。
五、民俗文化財調査
猪苗代湖周辺の民俗文化財一漁業、信仰を中心に一全般について昭和五十八年度から二か年継続で調査し、報告書を刊行する。
昭和六十八年度 猪苗代湖南岸地区
昭和五十九年度 猪苗代湖北岸地区
六、「福島県の指定文化財」(要録)の作成
県指定文化財の指定内容等を集録、解説した「福島県の指定文化財」(要録)を、昭和五十八年度から三か年継続で作成する。
昭和五十八・五十九年度
原稿整理・写真撮影
昭和六十年度 刊行
七、文化財保護指導者講習会
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図ることを目的として、次のとおり開催した。
○日時 昭和五十九年八月九〜十日
○会場 喜多方プラザ
○講義及び講師
「古代・中世のまじない」
奈良大学教授 水野 正好
「民俗芸能と祭りの指定・保護」
福島県教育庁文化課
専門文化財主査 懸田 弘訓
「城と城下町」
静岡大学助教授 小和田哲男
「喜多方の文化財」
福島県教育庁文化課
主幹 伊藤 豊松
○現地研修
喜多方の町並(蔵づくり)、勝福寺観音堂、中善寺(木造薬師如来坐像)、願成寺(木造薬師如来及両脇侍像)、態野神社(長床他)
八、第三十四回福島県民俗芸能大会
県内に継承されている民俗芸能のうち、価値の高いものを広く公開し、民俗芸能に対する一般の認識を深めるとともに、記録保存を図り、保護団体と協力して、民俗芸能を継承することを目的として開催している。本年度は、次のとおり開催した。
○日時 昭和五十九年十月二十八日
○会場 磐梯町中央公民館
○公開された演目
1、磐梯神社の巫女舞 磐梯町
提宿一里塚(「水戸街道」棚倉町)
表8 福島県文化財保護審議会委員