教育福島0098号(1985年(S60)01月)-008page

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昭和59年度

福島県公立幼稚園・小・中・養護学校教職員研究論文

−豊かな学校教育をめざして

 

教育研究の推進

 

教職員の研究論文を読んで

 

教職員の研究論文を読んで

福島県教育庁義務教育課長

箭内 洪一郎

 

県下公立幼稚園・小・中・養護学校教職員の研究論文募集も、本年度で十四回を迎えました。

この教職員研究論文募集の趣旨は、教職員の自主的な研究を推奨することによって、研究意欲や専門性の向上に資するとともに、幼児、児童、生徒の学力を高め豊かな人間性の育成を図るものであります。

今年度は、応募数が昨年度よりも多く、先生方の研究意欲の高まりが伺えました。わけても、若い先生方の応募が年々多くなってきていることは、大変力強い限りであります。

毎日の多忙な勤務のなかで、日常の実践活動から課題をとらえ、その解決のために長時間と労力を費やし、着実に研究を積み重ねてこられた各先生方の意欲的で真摯な態度に対し、心から敬意を表します。

研究論文をみますと、いずれも、一人一人の子どもたちに目を向け、生徒指導の立場を踏まえながら、基礎的、基本的内容の定着を図る指導に取り組んでおり、今日における教育課題の解決に立ち向かう望ましいものであります。

教育の効果は、教師の熱意に支えられながら、子どもの立場に立った科学的、実証的な実践と研究が行われたとき、その高まりが期待されるものであります。理論を踏まえ、明確な課題を設定して日常の教育実践に当たり、教育内容及び方法の改善、充実を図ることは、教師にとって何にもまして大切なことであります。

各先生方には、本誌に紹介された研究論文と審査に当たられた先生方の講評を十分に参考にされまして、今後の教育活動に積極的に取り組まれ、更に充実した研究が行われるよう期待します。

 

第十四回福島県公立幼稚園・小・中養護学校教職員研究論文の審査について

 

一、応募数

本年度は、前年度を五点上回る九十三点の応募があり、教育活動の各領域、各分野等に及んでおり、教職員の研究に対する熱意が伺われた。

 

 

 


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