教育福島0108号(1986年(S61)01月)-039page

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教育課題の解決にむかって

教育研究の推進

昭和60年度福島県公立幼稚園・小・中・養護学校教職員研修論文の入賞者決定

 

本年度で十五回目をむかえた本県の公立幼稚園・小・中・養護学校の教職員の研究論文募集は、県内各地の先生方から八十九点の応募がありました。

 

論文審査は、去る十一月十五日、県庁において開かれ、応募された中から予備審査で十四点が選ばれ、一つ一つについて審査委員の先生方の熱心な討議、審査を受けました。

その結果、特選には、次の四名の先生方が入賞されました。

● 特選入賞者

○後藤  修教諭(伊達郡霊山町立大石小学校)

「診断と治療をとりいれた音読の指導」

○目黒 豊光教諭(会津若松市立行仁小学校)

「自己学習能力を育てる工夫」

○小野 真也教諭(原町市立石神中学校)

「自己教育力を育成するための指導法の改善」

○目黒美智子教諭(喜多方市立第二小学校)

「いじめの問題の解決を図るために、教育相談を生かした指導の実践」

 

また、入選として十二点が選定されました。(表2)

本年度、応募があった論文は、教育活動の各領域、各分野等にわたって、意欲的で実証的な論文が多く、着実に研究を積み重ねていることが伺え、今後の教育活動が期待されます。

 

● 審査委員

蜂谷  剛(福島大学教育学部教授)

大澤貞一郎(福島大学教育学部教授)

長谷川寿郎(郡山女子大学短期大学部教授)

古関 富男(福島女子短期大学助教授)

 

● 審査の観点

(一) 研究の意図が明確で、主題は適切なものか。

(二) 研究の対象が明確であるか。

(三) 研究の計画及び内容が適切であるか。

(四) 論旨が一貫しており、説得力があるか。

(五) 結論の導き方は適切か。

(六) 今後の実践に生かす手だてを講じているか。

 

賞状と楯を受けた特選入賞の四氏

賞状と楯を受けた特選入賞の四氏

 

表1 各教科、領域別応募数

表1 各教科、領域別応募数

 

 

 


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