教育福島0109号(1986年(S61)02月)-015page
の指導は、的確な話し方に重点をおくとともに、朗読指導の充実を図る。
三 確かな理解力を高めるために、文章を正確に読む能力を養うとともに、読書生活の充実を図る
(一) 文字言語による理解では、文章の叙述に即して正確に文章を読み取る能力、態度を高めるよう指導を工夫する。
(二) 理解したことを表現に役立てるなど、 「表現」どの関連を考慮して指導に当たる。
(三) 音声言語による理解力を養うための指導は、正確な聞き方に重点をおくとともに、音読指導の充実を図る。
(四) 読書の楽しさを味わわせ、教科書単元の発展としての読書等の機会を充実し、学校図書館の利用を促すよう工夫する。
四 教材研究を深め、効果的な指導法を工夫するとともに、言語環境を整え、児童の言語生活の向上を図る
(一) 指導目標を明確にするとともに、
指導内容を重点化し、ゆとりある指導展開の中で指導と評価の一体化を図る。
(二) 教材の特質や児童の実態に応じ、適切な学習活動を選択し、個に応じた指導を展開する。
(三) 主体的な学習態度を育成するため課題意識を高めるとともに、学習の仕方を身につけさせるよう工夫し、学習の喜びや充実感を味わわせるように配慮する。
(四) 練習学習を重視し、基礎的な諸能力が一人一人に確実に身につくようにする。
(五) 学校全体の言語環境を整え、児童の言語生活の向上を図る。
=中学校=
言語の教育としての立場を一層明確にするとともに、表現力を高めるよう十分配慮し、特に、次の点に努力する.
一 国語力を養うための基礎となる言語事項の指導を充実する
漢字や語句、表記や文法等の指導を重視し、単元・題材、単位時間の指導計画への位置づけを明確にして指導する。
二 「表現」の指導を計画的に行い、特に、文章表現力の向上を図る
(一) 作文を主とする指導計画を作成し
作文の時数を十分に確保する。
(二) 一人一人の文章表現力を高めるため、生徒の実態を的確に把握し、指導目標を明確に設定する。
(三) 評価や作品の扱い方を工夫し、書く喜びを味わわせるようにするとともに、評価が指導に生かされるようにする。
(四) 多様な表現活動を工夫し、生徒が意欲的に取り組めるようにする。
(五) 音声言語による表現力を養うための指導は、的確な話し方に重点をおくとともに、朗読指導を充実する。
(六) 書写の指導に当たっては、国語科書写の立場を明確にして指導計画を検討し、文字を正しく整えて美しくしかも速く書くことに重点をおいて指導に当たる。
三 確かな理解力を高めるために、文章を正確に読む能力を養うとともに読書生活の充実を図る
(一) 生徒の実態に即し、読解技能の系統を踏まえ、文章を正しく理解し鑑賞する能力と態度が確実に身につくよう、指導内容・方法を検討する。
(二) 古典の指導については、古典に対する関心を高め、古典に親しむ学習過程で、古文や漢文を理解する基礎が養われるように配慮する。
(三) 音声言語による理解力を養うための指導は、正確な聞き方に重点をおいて行う。
(四) 読書の楽しさを味わわせ、読書生活を一層向上させるとともに、学校図書館の積極的な利用を促すよう工夫する。
四 教材研究を深め、効果的な指導法を工夫するとともに、言語環境を整え、生徒の言語生活の向上を図る
(一) 指導目標を明確にし、指導の徹底を図る。
(二) 教材内容を指導事項とのかかわりで十分検討し、生徒の実態に即した適切な学習活動を設定する。
(三) 生徒の主体的な学習を助長するよう、生徒の興味や課題意識を大切にして授業を展開する。
(四) 指導と評価の一体化を図り基礎的な諸能力が一人一人に確実に身につくようにする。
(五) 学校全体の言語環境を整え、生徒の言語生活の向上を図る。
社会
=小学校=
小学校社会科の本質をとらえて、基礎的・基本的事項を明確にし、社会的事象の教材化を図り、諸能力の系統的な育成を重視して、児童の主体的な学習を促進することにより各学年の目標、教科目標が確実に達成されるよう、次の点に努力する。
一 地域や学校の特色を生かして、自