教育福島0109号(1986年(S61)02月)-025page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

する。

(二) 生徒の実態と指導の適時性の観点からへ教科書教材を分析検討し、指導事項を選択統合して、軽重をつけた指導ができるよう計画を改善する。

また、重点教材の反復、拡充すべき個所や時期を明示しておくようにする。

(三) それぞれの課のねらいと教材の特質に応じで、「聞くこと、話すこと」「読むこと」及び「書くこと」の領域のいずれかに重点をおくなど工夫する。

(四) 各学年の目標を達成させるためには、適切な言語活動を行わせる必要がある。そのため各学年目標と言語活動の指導事項との関連を十分図り、特に表現活動が系統的に行われるように計画する。

(五) 視聴覚教材教具の積極的な活用を図って、適切な音声の指導とともに変化に富んだ授業が展開されるように計画する。

 

二 言語活動を重視した授業の展開に努める

 

(一) 一時間一パートという固定的な考え方をさけ、教材に応じて一時間に課全体あるいは数パートをまとめて導入し、二次限以降の授業にも変化をもたせるなど弾力的な指導過程を工夫して、生き生きとした学習が展開できるよう工夫する。

(二) 基磯的・基本的事項を確実に身につけさせるとともに、表現力を育成するために、指導過程及び指導方法の工夫に努める。

(三) 活発な言語活動を展開するために生活に身近な単語を導入するとともに、多様な学習形態をとり入れ、学習に遅れがちな生徒も参加できるように十分配慮した指導に努める。

(四) 英語学習を通して外国の人々の生活やものの見方など、国際理解についての基礎的な知識を得させるよう努める。

 

三 適切な評価を工夫する

 

(一) 知識習得の評価に終始することなく、英語を聞いたり話したりする能力や英語学習に対する意欲、態度など、総合的な評価を行うよう努める。

(二) 各学年の目標、内容に応じ、各課、一単位時間等の各段階ごとに適切なまとめと評価の機会を設け、目標の達成状況を明らかにする。

(三) 指導過程の中に生徒の自己評価や相互評価を積極的に取り入れ、学習意欲を高め、自ら学習する態度を身につけさせるよう努める。

 

道徳教育

 

道徳教育

 

とを一層重視し、各教科及び特別活動との関連を考慮して指導の充実を図る。

 

道徳教育は、小・中学校とも学校の教育活動全体を通じて行うことを一層重視し、各教科及び特別活動との関連を考慮して指導の充実を図る。

持に、生徒指導との関連を密接にし、教師と児童生徒及び児童生徒相互の人間関係を深めるとともに、家庭や地域社会と連携を緊密に図り、道徳的実践の指導を徹底する。また、道徳的価値観の形成を目指す道徳の時間の特質を生かし、道徳的実践力の育成を図るため、次の点に努力する。

 

一 道徳教育の目標や指導の重点を明確に把握し、全体計画の改善、充実を図る

 

(一) 児童生徒の道徳性の実態及び家庭や地域社会の要望等を的確に把握し、教育目標具現策に沿って、学校における道徳教育の重点目標を設定する。

(二) 各学年における重点目標と指導の重点を明確にする。

(三) 道徳の時間をはじめ、各教科、特別活動、その他の教育活動における道徳教育上の課題と役割を明確にするとともに、道徳的実践と道徳的実践力の指導の関連を明確にし、全教職員の共通理解を確立する。

(四) 全体計画改善の観点を明確にし、指導の結果に基づいて検討を加える、

 

二 地域、学校及び児童生徒の実態に即した重点的な指導ができるよう、自校の年間指導計画を整備充実する

 

(一) 全体計画との関連を図り、道徳の時間における重点内容を明確におさえた指導計画とする。

(二) 児童生徒の発達段階に即し、発展的・系統的に指導が深められるよう指導内容の配列を工夫する。

(三) 主題名、ねらい、資料、展開の大要等の要件を具備した指導計画とし、その積極的な活用を図る。

(四) 改善の観点を明確にして、日常の授業実践の反省記録の累積と、組織的な検討を通して指導計画の改善充実を図る。

 

三 主題のねらいを達成するために、適切な指導過程を組織し、道徳の時間の指導を充実する

 

(一) ねらいとする道徳的価値を明確にとらえ、児童生徒の発達段階及び取り扱う内容に応じ、適切な指導過程を構成する。

(二) ねらいの達成にふさわしい資料を多面的に収集、選択、分析して、教師の特性、児童生徒の実態に即した

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。