教育福島0109号(1986年(S61)02月)-038page

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(三) 授業の展開方法について、学習目標・学習内容等の観点から研究を加え、生徒の学習理解がさらに高まるように授業研究を積極的に進める。

 

三 実際的・体験的学習を通じ、創造的に問題を解決する能力を養う

 

商業の各科目とも、実験・実習等を通じ、生徒に積極的に成功や失敗の体験を学習させることにより、困難な問題を実践的、創造的に解決する能力を養うことに努める。

 

四 情報処理教育の積極的な推進

 

情報処理機器の整備・充実が進行している現状に対応して、授業へ積極的な導入を図り、効果的な活用を図る研究を進める。

 

五 教育課程の改善・充実を図り、専門教育としての魅力をさらに高める

 

教育内容の重点化に努め、情報化、サービス経済化、国際化の進展に対応した学科や科目について検討を加えるとともに、専門学科としての魅力を高めるため、学習内容や職業資格取得等についての研究を推進する。

 

特別活動

 

特別活動

 

自主的、実践的な態度を育て、将来において自己を正しく生かす能力を養う。

 

望ましい集団活動をとおして、心身の調和のとれた発達を図り、個性を伸長するとともに、協力してよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育て、将来において自己を正しく生かす能力を養う。

 

一 指導計画を十分に検討し、その改善に努める。

 

(一) 教育課程の編成に当たっては、特別活動の位置づけを明確にして適切な授業時数の確保に努める。

(二) 各学校の実態に即して、「勤労にかかわる体験的学習」を盛り込むようにし、正しい勤労観や、職業観の育成に努める。

(三) 生徒指導(進路指導を含め)の充実に資する計画であるように配慮する。

(四) 各教科及び特別活動の各内容相互の関連を十分に図るようにする。

(五) 生徒自身による実践的活動を助長し、 「ゆとりある、しかも充実した学校生活」ができるように努める。

(六) 評価の方法を検討し、その改善に努める。

 

二 各内容ごとの重点

 

(一) ホームルーム

(1) 生徒の基礎的な生活集団としての役割を果たすとともに、生徒一人一人の活動が十分に行われるように配慮する。

(2) 生徒自身によるホームルーム運営委員会の活動を助長し、自主的自律的運営に努力させる。

(3) ホームルームを構成する生徒一人一人についての理解に必要な資料を収集し、活用し、適切な指導を行うように努める。

(二) 生徒会活動

(1) 教師の適切な指導のもとに生徒が自発的・自治的な活動を展開し得るよう努める。

(2) 生徒総会、各種委員会の諸活動が、ホームルーム活動と有機的に関連をもつように工夫する。

(3) 生徒会の運営が有効に機能するよう、平素からの指導に十分に留意する。

(三) クラブ活動

(1) 豊かな情操を育てるために、活性化を図り、活動時間の確保を図るよう留意する。

(2) 各単位時間の活動のねらいを明確にし、実施時及び実施後における適切な評価を行うよう努める。

(四) 学校行事

(1) 学校行事の持つ教育的意義を十分に理解し、その時間の確保とともに、特色ある学校づくりに努める。

(2) 各種の行事について、生徒一人一人が自分のものとしてとらえ、充実感、成就感が持てるようにする。

(3) 勤労意欲や連帯感が育成されるよう配慮する。

 

進路指導

 

さなければならない。このため、次の諸点について努力することが望まれる。

 

高校教育の普及が著しく、国民的教育機関としての性格を強めている。これに伴い生徒の能力・適性・興味・関心及び進路等はますます多様化している。このような状況の中で、生徒一人一人が自分の将来の生き方への関心を深め、自分の能力・適性等の発見と開発に努め、卒業後の生活によりょく適応して、社会的・職業的自己実現を達成できるように、生徒の自己指導能力の伸長をめざさなければならない。このため、次の諸点について努力することが望まれる。

 

一 進路指導本来の意義を確認し、校内の指導体制を確立する

 

進路指導は単なる就職・進学の選択

 

 

 


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