教育福島0112号(1986年(S61)07月)-002page
文化の窓
子どもと愛と夢をつづる絵本の世界
「いわさきちひろ展」開催
会期 七月十二日(土)〜八月二十四日(日)
会場 県立美術館(月曜休館)
愛くるしい瞳、ぶっくりとした肌、今にも動き出しそうな小さな子。
子どもの生き生きとした姿を描いた、いわさきちひろは、人間の純粋な心の世界を追求してわが国の絵本美術の領域に大きな足跡を残しました。
本展は、「物語絵本」から「絵で展開する桧本」に至るまで、絵本美術を子どもにとどまらず大人の世界へと大きく導きながら数々の名作を生んだちひろ芸術を、絵本原画、雑誌・教科書原画等約二百点によって回顧するものです。
主な出品作品
「絵のない絵本」
「ことりのくるひ」
「ゆきのひのたんじょうび」
「ぼちのきたうみ」
「戦火の中の子どもたち」・ほか
観覧料
一般・大学 六〇〇(五○〇)円
高校生 四五○(三五〇)円
小・中学生 三〇〇(二〇〇)円
講演会
七月二十七日(日) 午後一時三十分〜
美術館講堂
演題 「いわさきちひろの世界」
講師 飯沢匡(劇作家・いわさきちひろ絵本美術館長)
バラ飾りのぼうしの少女 一九七一年
けしの花(カレンダー原画) 1970年
「あかまんまとうげ」 表紙1972年