教育福島0114号(1986年(S61)09月)-002page
文化の窓
県立博物館収蔵品 (彫刻)
木造昆沙門天立像 一◆
像高 八十八センチメートル
作者 不詳
県立博物館では、平安町代後期に東部で作られたと思われる木造昆沙門天立像一◆を収蔵しています。
本像は、割矧造りの技法をとり、怒りをあらわしたお顔の表情や体◆の動きは、穏やかなうちにまとめられ都風の作風をもった像です。また、処々に彩色の跡が残っており、当初は華麗な彩色像であったと思われます。
なお、木像は、博物館の部門展示、「歴史・美術」に展示する予定です。
木造昆沙門天立像
県立博物館
10月18日にオープン
会津若松市鶴ケ城の東側に建設中の県立博物館は、外装、内装工事もほぼ完成し10月18日にオープンされます。
本県の歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等ひと目でわかるよう展示されていますので是非ご来館ください。
なお、利用の案内は裏表紙キ参照下さい。
空からみる完成した県立博物館
文時代の堅穴住居(模型)
総合展示「原始」に展示してあり、二本松市の塩沢上原A遺跡で検出された住居跡をもとに上屋を復元したもので、外観とともに内部構造もひと目でわかるようにつくられています。
住居の床には発掘調査で出土した実物の炉かはめ込まれています。
展示される縄文時代の竪穴式住居