教育福島0114号(1986年(S61)09月)-011page
四ポイント増加し、六十年度はさらに○・八ポイント増加した。
学科別に進学率を比較すると、普通科では前年度より男子が一・一ポイントの減少、女子は逆に一・四ポイント増加し、全体で○・三ポイントの増加となった。しかし、職業に関する学科では、いずれの学科も前年度を下まわり、全職業科で○・七ポイントの減少となった。理数科は、例年、卒業生が少ないため、進学率の変化が比較的大きく、本年度は三十八・○パーセントと前年度より一・三ポイント減少した。
(二) 各種学校等への入学(表1・2、表3の1・2、表6参照)
予備校を含む各種学校等への入学者数は、男子二千四百四十人一入学率二十一・二パーセント)、女子二千五人(同十八・一パーセント)であった。
学科別にみると、前年度に比し、工業科は○・九ポイント増加したが、他の学科はすべて減少し、全体では○・七ポイントの減少となった。
なお、予備校入学者を含まない各種学校入学者は、三千人(入学率十三・三パーセント)で、前年度より○・三ポイント減少した。
(三) 次年度進学希望者(表2・3参照)
次年度進学希望者数は、男子千七百九十人(入学率十五・六パーセント)、女子四百二十四人(同三・八パーセント)である。
五十五年度からは全体で九パーセント台が続き、六十年度は九・八パーセントと前年度より○・八ポイント増加した。
(四) 学部別進学者・入学者(表4参照
進学者総数四千九百六十九人の内訳は、文科系二千二百一人(四十四・三パーセント)、理科系九百九十七人(二十ニパーセント)、その他千七百七十一人(三十五・六パーセント)となっている。
(五) 大学別進学者(表5参照)
表5は進学した主な大学について、進学者の実数を示したものである。
六十年度卒業生の国立大学への進学者数は、地元の福島大へは前年度より十五人増加し、隣接する山形大へは五人、筑波大へは八人、新潟大へは二人、それぞれ増加した。逆に、前年度二十人増加した茨城大への進学者は前年度より二十人減少した。東北大へは前年度と同数であった。これらの大学への進学者数ですべての国立大学進学者の七十四パーセントを占め、国立大学進学者全体では、前年度より二十六人の増となっている。
表4 学部別進学者・入学者数調(公立全日制)