教育福島0118号(1987年(S62)01月)-003page

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1987年スタート

〜21世紀まで、あと14年〜

心豊かなたくましい人間の育成をめざして

−県教育庁仕事始めの式−

一月五日、官公庁恒例の仕事始め。教育庁でも県庁内研修所詩堂で午前十

時より行い、心豊かなたくましい人間の育成を基本として、佐藤昌志県教育長が年頭のあいさつをし、新しい年へ向けてスタートをきりました。

新しい年へ向けてあいさつする佐藤県教育長

新しい年へ向けてあいさつする佐藤県教育長

生徒・教師が先端技術を研究開発

−全国研究大会で成果を発表−

先端技術の開発、情報技術教育の推進等、県内の工業関係高等学校では、さまざまな研究開発に取り組んでいます。

今回、生徒とともに、地道な研究を続け、東北代表優秀研究として全国情報技術教育研究大会で発表された三校の先生の研究活動を紹介します。

○磁界観測装置の開発

直接目に見えない磁気に関する現象を生徒にわかりやすく理解させる教材として「磁界観測装置」を研究、開発したのは同校佐藤和紀教諭。従来の概念的説明から脱却、磁気の分布現象が視覚的に理解できるようになり、生徒たちから大変好評を得ている。

パソコンの画面に写された分布現象を説明する佐藤教諭 (川俣高)

パソコンの画面に写された分布現象を説明する佐藤教諭 (川俣高)

○漆器の手法を研究

県立会津工業高等学校

伝統的加工法の漆器技法から、パソコンを利用して、デザインや立体的な漆器作りを研究しているのは、同校の江花光泰教諭。三次元グラフィックNCルータ等を活用した試みに、生徒たちは大きな興味、関心をもち、実技学習に効果を上げている。

新しい漆器作りをめざしてパソコン操作 (会津工業高)

新しい漆器作りをめざしてパソコン操作 (会津工業高)


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