教育福島0119号(1987年(S62)02月)-016page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

を確認し、各教科、道徳、特別活動における生徒指導の充実を図る。

(三) 学級経営を充実し、児童生徒相互及び児童生徒と教師の温かい人間関係の醸成に努める。

(四) 生徒指導に関する研修を計画的に実施し、研修と実践の一体化を図りながら指導力の向上に努める。

 

二、課題の解決をめざした指導計画に改善する

 

(一) 児童生徒や地域の実態をとらえ、自校の課題に基づいた全体構想と指導の重点を明確にした計画に改善し、指導の場と方法の具体化を図る。

(二) 実践の評価を適時、適切に行い、指導計画及び指導法の改善に努める。

 

三、児童生徒の理解と教育相談の充実に努める

 

(一) 児童生徒との日常的な触れ合いの機会を多くし、一人一人の思考・感情、悩みなど、内面的な状態を把握するように努める。.

(一) 各種の調査や検査を計画的に実施し、日常の観察と併せて児童生徒を多面的に理解するように努める。

(三) 児童生徒の自主相談が積極的に行われるような教育相談の在り方について研究、実践を進める。

(四) 教育相談に関する基礎的な知識や技術の習得に努める。

 

四、学業指導の充実強化に努める

 

(一) 一人一人の人格、個性、能力を尊重し、教育相談的な授業の展開に努め、成就感、成功感、存在感を味わわせるようにする。

(二) 学級担任と教科担任との連携を密にして、個に応じた学業指導を推進する。

 

五、児童生徒の非行等問題行動の防止に努める

 

(一) 学校内外における日常の観察を強化し、問題徴候の早期発見、早期対応に努める。

(二) 問題行動を繰り返す児童生徒については、全教師が一貫した能度で指導に当たる。

(三) 地域や関係機関・団体と常に連携を図り、児童生徒の健全育成に努める。

 

六、家庭や地域との連携を深める

 

(一) 学校と家庭が相互に補完しながら、児童生徒の基本的生活習慣、社会規範等の指導に努める。

(二) 家庭や地域との連携の内容・方法等について工夫する。

(三) 小・中・高等学校間の連携の在り方について工夫し、一貫した生徒指導を進める。

 

小学校

−各教科の指導の重点

 

国 語

 

言語の教育としての立場を一層明確にするとともに、表現力を高めるよう十分配慮し、次の点に努力する。

 

一 国語カを養うための基礎となる言語事項の指導を充実する

 

(一) 言語に関する事項の指導が系統的になされるよう児童の実態を的確に把握するとともに、指導計画や指導過程への位置づけを明確にする。

(二) 書写の指導に当たっては、国語科書写の立場を明確にして、硬筆・毛筆の関連を重視し、指導計画を作成するとともに、基礎的技能を高めるよう指導法を工夫する。

 

二 「表現」の指導を計画的に行い、特に文章表現力の向上を図る

 

(一) 作文を主とする指導計画を作成し、作文の時数を十分に確保する。

(二) 一人一人の文章表現力を高めるため、児童の実態を的確に把握し、指導目標を明確に設定する。

(三) 評価や作品の扱い方を工夫し、書く喜びを味わわせるようにするとともに、評価が指導に生かされるようにする。

(四) 音声言語による表現力を養うための指導は、的確な話し方に重点をおくとともに、朗読指導の充実を図る。

 

三 確かな理解力を高めるために、文章を正確に読む能力を養うとともに、読書生活の充実を図る

 

(一) 文字言語による理解では、文章の叙述に即して正確に文章を読み取る能力、態度を高めるよう指導を工夫する。

(二) 理解したことを表現に役立てるなど、「表現」との関連を考慮して指導に当たる。

(三) 音声言語による理解力を養うための指導は、、正確な聞き方に重点をおくとともに、音読指導の充実を図る。

(四) 読書の楽しさを味わわせ、教科書単元の発展としての読書等の機会を充実し、学校図書館の利用を促すよ

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。