教育福島0124号(1987年(S62)09月)-017page
者二百六十五人(一・二パーセント)などを含めて私立大学への進学者が前年度に比して一・九ポイント増加したことなどによる。
学科別に進学率を比較すると、普通科では、前年度より男子が三・七ポイント、女子が一・六ポイント増加し、全体で二・六ポイントの増加となった。また、職業に関する学科では、商業科の女子を除き、前年度を上まわり、全職業学科で一・五ポイントの増加となった。理数科は、例年、卒業生が少ないため、進学率の変化が比較的大きく本年度は三十一・二パーセントと前年度より六・八ポイント減少した。
(二) 各種学校等への入学(表1・2、表3の1・2、表6参照)
予備校を含む各種学校等への入学者数は、男子二千六百三十七人(入学率二十三・五パーセント一、女子二千百二十八人(同十九・六パーセント)であった。
学科別にみると、前年度に比し、農業科・水産科は○・八ポイント減少したが、他の学科はすべて増加し、全体では一・九ポイントの増加となった。
なお、予備校入学者を含まない各種学校等入学者は、三千百四十八人(入学率十四・二パーセント)で、前年度より○・九ポイント増加した。
(三)次年度進学希望者(表2・3参照)
次年度進学希望者数は、男子千六百二十九人一入学率十四・五パーセント)、女子四百五十一人一同四・一パーセント)である。
五十五年度からは全体で九パーセント台が続き一六十一年度は九・四パーセントと前年度より○・四ポイント減少した。
(四) 学部別進学者・入学者(表4参照)
進学者総数五千三百五十四人の内訳は、文科系二千四百二十七人(四十五・三パーセント一、理科系千百六十四人(二十一・七パーセント)、その他千七百六十三人一三十二・九パーセント)となっている。
表4 昭和61年度学部別進学者・入学者数(公立全日制)
(五)大学別進学者(表5参照)
表5は進学した主な大学について、進学者の実数を示したものである。
六十一年度卒業生の国立大学への進学者数は、地元の福島大へは前年度より二十五人減少したが、隣接する筑波大へは十五人、宇都宮大へは十一人、茨城大へは四人、それぞれ増加した。逆に、東北大への進学者は前年度より二十八人、新潟大は一人、それぞれ減少した。また、山形大は前年と同数であった。これらの大学への進学者数ですべての国立大学進学者の七十五・八パ