教育福島0127号(1987年(S62)12月)-040page
福島県教育委員会
昭和六十三年度
県立高等学校
生徒募集定員きまる
去る十一月十七日、県教育委員会は昭和六十三年度の県立高等学校の募集定員を発表しました。
その主な内容についてお知らせします。なお、各高等学校の募集定員数については表3のとおりです。
一、基本方針
(一)昭和六十三年三月の各地区の中学校卒業者数(注1)や志願の動向を考慮しながら、収容率の適正化に努める
そのために、学校新設、学級増並びに暫定増の措置を講ずる。
(二)学校の適正な配置並びに学科の編制については、県後期中等教育審議会及び県産業教育審議会の答申に十分配慮する。
(三)普通科と職業学科の募集定員比及び公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。
(四)定時制の課程については、各学校の志願状況並びに地域の実態に対応するよう配慮する。(注1 昭和六十三年三月の中学校卒業見込者数は三万二千六百十四人で前年度比で一千四十九人の増です。)
二、募集定員(暫定増を含む)
全日制二五 一六四人(前年度比 五、九八人の増)
定時制 五〇〇人 (前年度比 四〇人の減)
通信制五五〇人 専攻科三〇人
なお、暫定増については次のようになっております。
●県北地区〜 福島農蚕、川俣、安達東の各高校を除く十三校、百七学級について、一学級あたり二人、計二百十四人の増。
●県中地区〜 湖南、安積高校御館分校を除く郡山市内高校並びに須賀川市内高校の九校、七十八学級について一学級あたり二人、計百五十六人の増。
●いわき地区〜 小名浜水産高校を除く十三校、百三学級について一学級あたり二人、計二百六人の増。
●相双地区〜 浪江高校津島分校、富岡高校川内分校、相馬農業高校飯舘分校を除く十一校、五十九学級につい.て一学級あたり二人、計百十八人の増
以上の暫定増の合計は、四十六校、三百四十七学級、六百九十四人となっております。
三、学校新設
「清陵情報高等学校」(仮称)
全日制課程の
情報電子科 二学級
電子機械科 二学級
情報処理科 二学級
情報会計科 二学級
四、校舎への転換
須賀川第三局等学校が安積第二高等学校須賀川校舎へ転換されます。
五、新設学科
1)英語科 (郡山・会津女子)
2)食品流通科(福島農蚕・磐城農業)
3)林業緑地科(会津農林)
4)産業技術科(小野・耶麻農業)
5)情報電子科(福島工業・清陵情報)
6)電子機械科(清陵情報)
7)工業科(郡山北工業〔定時制〕)
六、学級増(表1)、学級減(表2)、学科新設(表4)、募集停止(表5)については各表のとおりです。
※この募集定員は十一月十七日、県庁内記者クラブで教育次長より発表されましたが、その際、特に「各中学校においては、保護者と緊密な連携を図り生徒の能力、適性の把握に努め、適正な進路指導に万全を期せられるよう切望する」との教育長談話が述べられました。
表1 学級増
表2 学級減