教育福島0130号(1988年(S63)04月)-021page

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小・中・養護学校−・事務職員

県立学校−・事務職員

全学校−・保健主事、養護教諭、(幼を除く) 栄養士、調理員

☆専門研修1〔B類型〕

小・中学校−・教育事務所長の推薦教員

高等学校−・所属長の推薦教員

盲・聾・養護学校−(養護教育)−・所属長の推薦教員全学校−(体育実技)−・所属長の(幼を除く) 推薦教員

全学校−(保健安全)−・所属長の(幼を除く) 推薦教員

☆専門研修2

小・中学校−・校長・教頭等

県立学校−・校長・教頭等

 

3、研修事業の概要

本年度の現職教育計画における研修事業の概要は次のとおりです。

(1)義務教育課所管の研修

義務教育課が所管している研修の中で本年度から新しく開設された研修は幼稚園教員を対象としての「幼稚園教育要領趣旨徹底講習会」、小・中学校教員を対象としての「小学校学習指導要領趣旨徹底講習会」及び「中学校学習指導要領趣旨徹底講習会」です。これは、昭和六十二年十二月二十四日付教育課程審議会の、「教育課程の基準の改善」の答申をうけて、幼稚園教育要領及び小・中学校学習指導要領が改訂されることになり、その趣旨を徹底し、新しい教育課程の円滑な実施を図ろうとするものです。「幼稚園教育要領趣旨徹底講習会」については、二か年計画、「小学校学習指導要領趣旨徹底講習会」については、四か年計画、「中学校学習指導要領趣旨徹底講習会」については、五か年計画で開催する計画です。

(2) 高等学校教育課所管の研修.

高等学校教育課が所管している研修は、専門研修において前年度に比べ五講座少なくなっていますが、研修会や講座の整合性を図り、研修内容の質的充実に努めているところです。

また、特別研修においては、時代の要請に対応した情報処理教育についての研修を行い、その充実に努めているところです。

(3) 養護教育課所管の研修

養護教育課が所管している研修においては、「養護教育研修主任研修講座」を新設し、特殊教育学校における校内研修の充実を図るとともに、心身障害児の適性就学及び就学事務手続き等についての研修を行うため、「心身障害児就学指導講習会」を開設しているところです。

(4) 保健体育課所管の研修

保健体育課が所管している研修では教科体育を基盤とし、学校の教育活動全体を通じた体育実技等の各種講習会を充実し、体育担当教員の資質の向上に努めているところです。

また、養護教諭の果たす役割が大きいことから、カウンセリングの内容を盛り込むなど、その充実を図っているところです。

(5)教育センター所管の研修

県教育センターが教職員の研修に果たしている役割はたくへん大きく、本年度は五十八講座を開設し、教職員の自主的な研修を助長しているところです。本年度の講座においては、学校カウンセラー講座の初級、中級、上級を校種別に分けず、一本化に整合性を図って充実に努めています。教員の資質能力の向上を図るうえで自己研修がきわめて重要であるところがら、教育センターでの研修への積極的な参加を期待するものです。

(6) 養護教育センター所管の研修

養護教育センターにおいては、本県における養護教育の質的充実を図るため、関係教職員に対して基本研修の基盤の上に、専門的内容についての研修を行い、指導力の向上を図るとともに、学校及び地域における養護教育の推進と充実に努めているところです。

本年度の特色は、心身に障害のある児童・生徒の就学指導の重要性にかんがみ、就学指導・相談の進め方等に関する実践を養成するため、「心身障害児就学相談研修講座」を新設しました。

(7) 総務課所管の研修

総務課所管の研修は、勤務能率の発揮及び増進上必要な専門的知識・技能等を習得するための研修であり、教員以外の職員を対象として行われるものです。

本年度は、隔年研修で行う「学校司書研修」が開設されました。

以上、本年度各課一所)所管の研修の概要を述べてきましたが、研修講座数と予定受講者数の総計は次のようになります。

なお、本年度の現職教育計画の全容については、本年三月に配布した「教職員現職教育計画」をご覧のうえ、教職員の方々の積極的な研修を期待します。

 

おわりに

県教育委員会は、臨時教育審議会の答申を受けての、国における教育改革推進の動向を踏まえ、次に述べる初任者研修の試行をはじめとして教員の資質能力の向上を図るための研修会、研修講座を開設し、その充実を図って参る所存であります。

 

各課・所の所管研修講座数及び予定受講者数の総計表

各課・所の所管研修講座数及び予定受講者数の総計表

 

 

 


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