教育福島0133号(1988年(S63)09月)-020page

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タ等の教育的利用を行ううえで、必要な機器の導入を早急に実現することが望まれる。(図1、図2参照)

イ 高等学校においては、コンピュータを設置している学校は八十六校(同九十六・六%)、台数は千六百七十二台である。(図3参照)また、平均設置台数を見ると普通高校六・九台、職業高校三十八・四台、普通科と職業科の併置校、二十二・二台となっており、今後、普通高校における機器の配備に力を入れる必要がある。

ウ 盲・聾・養護学校では、十四校中コンピュータを設置している学校は五校で、設置台数は十二台となっている。今後、特殊教育においてもコンピュータ等教育の可能性に目を向け、その導入並びに活用について積極的な検討が必要である。(図4参照)

 

2)コンピュータの操作に習熟している教員の実態

 

ア コンピュータを操作できる教員は、小学校では全体の四・一%、中学校では七・二%である。コンビュータに関して指導できる教員は、小学校で〇・九%(七十八人)、中学校で二・一%(百十人)である。以上の実態から見て、これらの校種においては、機器の導入とともにコンピュータに関して指導できる教員を養成・確保することが課題といえる。(図5・図6参照)

イ 高等学校においては、職業高校の教員では、コンピュータを操作できる教員は、全体の二十四・五%(千六名)コンピュータに関して指導できる教員は十三・一%(五百三十八名)となっている。

今後、普通教育でのコンビュータの活用や新設科目「生活技術」等への対応としてコンピュータに関する教員の費質の向上が必要である。(図7参照)

ウ 盲・聾・養護学校においては、コンピュータを操作できる教員は四・三%一二十九人)、指導でき

 

コンピュータを設置する学校及び台数

図1小学校

図2中学校

 

図2中学校

図3高等学校

 

図3高等学校

図4 特殊教育諸学校

 

図4 特殊教育諸学校

(注)

 

(注)

1) 学校数は本校の学校数を示してあり、分校の保有する機器は本校に含めて計上してある。

2) 機器の台数は、購入形態のいかんを問わず、学校長が管理責任者となつている全ての機器をさす。

 

コンピュータの操作に習熟している教員の実態

図5小学校

図6中学校

 

図6中学校

図7高等学校

 

図7高等学校

図8 特殊教育諸学校

 

図8 特殊教育諸学校

(注)

 

(注)

1) 教員数は昭和六十二年五月一日現在のものである。

2) 教員は、校長、教頭、教諭、助教諭、養護教諭、養護助教諭及び常勤講師をさす。

 

 

 


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