教育福島0133号(1988年(S63)09月)-044page
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福島県教育委員会
学校教育の充実へ提言
−教育広聴会を開催(県北地区)−
県教育委員会は今年度第一回の教育広聴会を八月一日午後一時から福島市の杉妻会館で開催いたしました。
この教育広聴会は県内各地の教職員教育関係者及び地域住民等から、本県の教育が抱える諸課題等について意見を聴取し、本県教育のよりよい発展に反映させることを目的に年二回各教育事務所を単位として実施しています。
今回のテーマは、「学校教育の充実を図るために」とし、学校教育に直接間接に携わる教員、父母等から学習指導、生徒指導、体育・スポーツの向上、教職員の資質向上等に関して、小・中・高校では今どんな課題を抱えておりまたどう取り組んでいるのか、さらに行政側に望みたいことは何か等について、県北地区の代表八名の方々が現場の実情をもとに意見を述べました。
意見発表
意見発表者と発表要旨は次のとおり
●武田 章 (大玉村教委教育長)
−たくましい人間の育成のために−
○私たち日本人が忘れてしまった「歩く」こと。
○体力・運動能力の向上のために
●松浦 恭夫 (保原小教諭)
−学習指導の質的改善を目指して−
○本校の教育課題について
○自己教育力の育成を目指して
○今後の方向性について
●伊藤 義夫 (福島二中教諭)
−中学校英語科の学力向上策−
○現状と問題点
○学力向上策
●小沢悌一 (二本松一中教諭)
−生徒や保護者の意識面から見た進路指導上の課題−
○進路指導の現状と問題点
○これからの進路指導の望ましい在り方
●梅田 秀男 (福島高教諭)
−進路指導の現状と課題−
○進路指導の現状と問題点
○進路指導と教育課程
●今野八重子 (桃陵中PTA教養委員長)
−青少年の健全育成を目指すPTA活動−
○教育環境づくりとその対策
○地域における関係団体との連携
○今後の課題
●木藤 忠行 (福島四小PTA会長)
−心豊かな子どもの育成−
○道徳教育の必要性
○おもいやりの教育
○新しい道徳観の確立
●棚木 和夫 (吾妻中校長)
−教員の資質の向上−
○新任教員等の指導力の向上について
○児童生徒の実態を重視しての校内研修を通しての指導力の向上について
○教員の資質の向上を図る教育行政機関の施策について
意見交換
意見交換の場では発表者がテーマに添って補足発言をした後、教育長、・教育次長、関係課長、さらに傍聴者六名にも参加いただき、心豊かなたくましい人間の育成の在り方、学習指導、生徒指導の在り方、PTA活動の在り方、教員の資質向上策等について活発な意見の交換が行われました。
最後に佐藤昌志県教育長が「本日ご発表いただきましたご意見やご提言は、今後の教育行政に反映させていきたい」と謝辞を述べ閉会しました。
なお、教育庁関係者並びに傍聴者の方々は次のとおりです。
●教育庁
県教育委員会教育長 佐藤 昌志
県教育次長 早川 俊一
総務課長 清木 孝悦
義務教育課長 戸田 満夫
養護教育課長 服部 秀文
社会教育課長 金田 浩一
保健体育課長 氏家 仁
●傍聴者
箭内洪一郎 (福島市教委教育長)
蓬田 弘 (梁川町教委教育長)
市川 忠治 (二本松市教委教育長)
村岡房之助 (福島二小校長)
佐藤 寛 (福島四中校長)
鈴木 悦郎 (福島商業高校長)
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学校教育についての活発な意見交換がなされた教育広聴会
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