教育福島0134号(1988年(S63)10月)-009page
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
1) 成年二部を設置する
広く国民各層を対象とした国体を目指すため、成年二部を設置する。種目によっては選手としての参加は一回限りとすることなど競技種目ごとに参加制限が定められている。
2) 正式競技総合成績決定方法を改善する
従来の方法は
○参加得点一点
○各競技の競技得点算出方法による
競技得点
○各種別の優勝得点と、三項目の合計により総合順位を決定したが、なかでも競技得点は種目ごとに算出方法が異なるため複雑であった。
このため、
○参加得点十点
○競技得点
・陸上競技、自転車競技など種目により競技するものは、一位八点、二位七点……八位一点(一点刻み)。
・サッカー・バレーボール競技など種別により競技するものは一位四十点、二位三十五点……八位五点(五点刻み)。
・水泳競技など種目一競泳・飛込)種別一水球)が併用されている競技は、それぞれ種目・種別の得点。と二項目の合計により総合順位を決定するよう改善された。
3) 中学生の参加を認める。
競技力向上の観点から試行として、陸上競技・水泳一競泳)・体操(競技)・スケート(フィギュア)の四競技一種目)に限り少年の部へ中学三年生の参加を認める
4) デモンストレーションとしてのスポーツ行事を実施することが出来る。
開催地都道府県から希望のある場合は、当該都道府県の範囲内においてデモンストレーション(今年度の京都国体では綱引き・家庭婦人バレーボール・ゲートボール・ジョギングを採用)としてのスポーツ行事を加えることができる。
三、第五十回福島国体の準備経過
1.開催準備経過
第五十回国体の本県開催については、昭和五十六年八月に、(財)県体育協会理事会において、更に同年十二月には県議会本会議においてそれぞれ決議され、これを受けて県及び飢県体育協会は文部省及び飢日本体育協会に「第五十回国民体育大会福島県誘致についての要望書」を提出した。
そして、翌昭和五十七年一月に「国体開催申請書提出順序の了解県」として承認され、第五十回国体の本県開催が事実上の内定をみた。
また、昭和六十年七月には国体開催のための準備を更に推進するため、松平県知事を会長に県民各層からなる「第五十回国民体育大会福島県準備委員会」を設立するとともに開催の基本方針及び実施目標を次のように定めた。
○基本方針
半世紀を迎える記念すべき第五十回国民体育大会は、県民の総力を結集し、未来を開く躍進の時代にふさわしい実りのある大会として開催する。
この大会を契機として、県民のスポーツの振興を図るとともに、心豊かな生き生きとした郷土づくりを推進し、県勢の伸展に寄与する。
○実施目標
1)県・市町村及び関係機関・団体との緊密な連携のもとに、県民の英知を結集し大会の運営に万全を期する。
2)競技会場は県内各地に分散し、地域におけるスポーツ・文化の振興に寄与する。
3)県民総スポーツ運動を推進するとともに、指導者の養成及び選手の育成強化に努め、本県スポーツ水準の飛躍的向上を図る。
4)大会を成功させるため、広く県民運動を展開し、進取の気性と協調性に富んだ県民性を培い、活力ある県民生活の向上に資する。
5)全国の友を温かく迎え、友情の輪を広げるとともに、本県の豊かな自然と香り高い文化を全国に紹介する。
2、第五十回国体競技会場地
昭和六十二年八月、第五十回国体県準備委員会・第四回常任委員会において総合開閉会式場及び競技会場地八市八町二村、二十競技を、更に、昭和六十三年二月、県準備委員会第五回常任委員会において七市八町八村、二十競技一種目を決めた。
この結果、スポーツ芸術・バイアスロン等の公開競技を除きすべての競技会場地十市十六町十村が決定した(資料1参照)
3、競技カ向上対策本部の設置
![]()
未普及競技種目の強化も課題
(第15回東北総体より)
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |