教育福島0135号(1988年(S63)11月)-036page
昭和六十四年度
県立高等学校生徒募集定員きまる
全日制定員
二万五千五百十四人
前年度比三百五十人の増
去る十一月十五日、県教育委員会は昭和六十四年度の県立高等学校の募集定員を発表しました。
その主な内容についてお知らせします。なお、各高等学校の募集定員数については表1(次ページ)のとおりです。
一、基本方針
(一)昭和六十四年三月の各地区の中学校卒業者数や志願の動向を考慮しながら収容率の適正化に努める。
(二)学校の適正な配置並びに、学科の編制については、県後期中等教育審議会からの答申に十分配慮する。
(三)全旧制の課程については、普通科等(普通科・理数科・国際文化科一文理科・英語科)と職業学科(農業科・工業科・商業科・家庭科・水産科)の募集定員比及び公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。
(四)定時制の課程については、各学校の志願状況並びに地域の実態に配慮し当面現状を維持する。
(五)通信制の課程については、協力校の整備・充実に配慮しながら整理統合を図る。(注1 昭和六十四年三月の中学校卒業見込者数は三万三千二百二十二人で前年比六百十三人の増です。)
二、募集定員(暫定増を含む)
全日制二五、五一四人(前年度比三五〇人の増)
定時制 五〇〇人(前年度比増減なし)
通信制 五〇〇人(前年度比五〇人の減)
なお、暫定増については次のようになっております。
・県北地区〜 福島農蚕、川俣、安達東の各高校を除く十三校、百八学級について、一学級あたり二人、計三百十六人の増。
・県中地区〜湖南、安積高校御舘分校を除く郡山市内高校並びに須賀川市内高校の九校、七十九学級について、一学級あたり二人、計百五十八人の増。
・県南地区〜矢吹、東白川農商、同鮫川分校を除く五校、三十六学級について、一学級あたり二人、計七十二人の増。
・いわき地区〜小名浜水産高校を除く十三校、百三学級について、一学級あたり二人、計二百六人の増。
・相双地区〜浪江高校津島分校、富岡高校川内分校、相馬農業高校飯舘分校を除く十一校、六十一学級について、一学級あたり二人、計百二十二人の増、
以上の暫定増の合計は、五十一校、三百八十七学級、七百七十四人となっております。
三、学校の廃止
会津中央
四、通信制課程の設置
安積第二
五、通信制課程の廃止
福島中央
六、新設学科
1)生産流通科
(東白川農商)
2)生活科学科
(福島農蚕、岩瀬農業・磐城農業)
3)情報通信科
(小名浜水産)
七、学級増等
学級増、学級減 学科新設 募集停止これらの状況については表2のとおりです。
※この募集定員は十一月十五日、県庁内記者クラブで教育長より発表されましたが、その際、特に「各中学校においては、保護者と密接な連携を図り生徒の能力、適性の把握に努め、適正な進路指導に万全を期せられるよう切望する」との教育長談話が述べられました。
表2 学級増・学級減・学科新設・募集停止の状況俵中の数字は学級数)