教育福島0137号(1989年(H01)02月)-027page

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学習が展開できるように工夫する。

(二) 生徒自ら思考し、記録し、実習する場を体験させるなど、主体的活動を重視し、自ら学び得たという満足感を与えるよう努める。

(三) 技能の個人差をとらえ、一人一人の生徒が成就感を味わえるように、教材や学習方法の個別化を図る。

 

三 実践的な態度や基礎的技能を身につけさせるための評価の工夫と改善に努める

 

(一) 生徒自身が学習の達成状況を正しくとらえ、主体的な学習が進められるよう、自己評価や相互評価の観点・及び評価法等の工夫に努める。

(二) 学習に対する関心・態度や習得した基礎的技能について、適切な評価ができるよう実践的な研究を進める。

 

四 学習効果を高めるよう施設設備を整備し活用を図るとともに、安全指導と安全管理の徹底に努める

 

(一) 実践的活動が効果的に進められるよう、現有施設設備の活用と計画的な整備、充実に努める。

(二) 実習に際しては、用具の手入れ、取り扱い等安全指導に努めるとともに、「中学校技術・家庭科における工作機械等の使用による事故防止について」に従い事故防止に万全を期する。

 

〈選択〉

 

選択技術・家庭科の趣旨を正しく踏まえ、生徒の特性に応じて個性や能力の伸長を図るよう指導計画や指導法の改善に努める。

(一) 題材の設定に当たっては、生徒の興味や関心を考慮するとともに、教育的価値、作業の難易度、安全性等を十分吟味する。

(二) 生徒の主体的な学習活動を促し、学習の喜びが一層深く味わえるよう、題材の選択と指導法を工夫する。

 

外国語(英語)

 

言語材料の習得にとどまることなく、実際に事柄の要点をとらえたり、、表現したりする言語活動を通して、言語を総合的に理解・表現する基礎的な能力を養うため、次の点に努力する。

 

一、弾力的な指導計画を作成する

 

(一) 外国語科の目標を達成するため、ある程度まとまった課や期間を通して三領域の調和のとれた指導が行われるよう、指導計画を改善する。

(二) 各課の指導目標に応じて教材を分析・検討し、精選を図るとともに、教材の特質に応じて三領域のいずれかに重点を置くようにする。

(三) 各学年の目標と言語活動の指導事項との関連に配慮しながら各課の指導目標を吟味し、具体的な言語活動が適切に行われるよう計画する。

(四) 生徒の実態と指導の適時性の観点から教材を十分分析・検討し、言語材料と言語活動について軽重をつけ、指導が徹底できるようにする。

また、反復、拡充すべき重点事項とその指導時期を明示しておく。

 

二 言語活動中心の授業を通して一人一人に確かな学力を身に付けさせる

 

(一)一時間一パートに固執せず、教材に応じて第一時で課全体あるいは数パートをまとめて導入し、第二時以降の授業にも変化をもたせるなど、弾力的な指導過程の工夫に努める。

(二) 豊かなコミュニケーション・プラクティスを通して基礎的・基本的事項を身に付けさせ、「わかる・できる・使える」授業にするよう、指導方法及び指導過程を工夫する。

(三) 活発な言語活動を展開するために、題材内容の概要や要点を重視し、適切な場面の設定と十分な時間の確保に努めるとともに、身近な単語や教室英語を積極的に使うようにする。

(四) 積極的にコミュニケーションをしようとする態度を育てるために、学習方法を身に付けさせたり学習形態を工夫したりするとともに、一人一人の特性を生かしながら互いに学び合う学習集団の育成に努める。

(五)英語指導助手とのティーム・ティーチングや視聴覚教材教具等の活用を工夫することによって、生徒の学習意欲を喚起し、豊かな言語活動が展開できるようにする。

(六) まとめの時間を確保し、重要事項を書いたりまとめたり、また、反復練習したりするとともに、家庭学習の進め方や次時の授業への取り組み等について具体的に指導する。

(七) 言語や文化に対する関心を高め、国際理解の基礎を培うことに努める。

 

三 指導に生かす評価の在り方を工夫する

 

(一) 知識の習得状況だけでなく、各領域と関心・態度を総合的に評価する。

(二) 生徒の学力差に応じた自己評価や相互評価の在り方を工夫し、学習意欲を高めるとともに、主体的な学習態度の育成に努める。

(三) 指導の過程において「いつ、だれが、何を、どのように」評価し、その結果を「どうするか」を明らかにして指導に生かし、一人一人に確かな学力を身に付けさせる。

 

 

 

 

 


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