教育福島0137号(1989年(H01)02月)-034page
(二) 「工業数理」は、工業の各分野における具体的な事象を生徒の身近な題材を用いて、実測・作図・計算等の作業を取り入れ、数理的・実際的に処理できる能力の育成に努める。
また、情報と制御に関する基礎的計算技術等の指導についても工夫する。
四 情報技術教育の改善充実に努める
電子技術の発達に伴い先端技術産業の成長や生産システムの変革が急速に進展している。このため工業の全ての学科で基礎的な電子技術や情報技術教育を行うとともに、専門教育との有機的な結合を図る。
五 学習指導の向上に努める
(一) 校内研修を中心として、組織的継続的に研究実践を進め、学校並びに教師の教育力の向上に努める。
(二) 座学や実習の内容に応じて、一斉学習、班別学習、個別学習などの学形態の工夫や学習効果を高めるための座学と実習の融合化に努める。
(三) 多様化した生徒の能力や適性の伸長を目指すために、基礎教育における指導の個別化や発展学習における学習の個性化に努める。
(四) 自主的研究団体の研究会や、産業界・各種研究機関の研修に進んで参加し、常に専門的知識技術の向上に努める。
商業
教育課程審議会答申の趣旨を踏まえ、時代の進展に対応した特色ある単科づくりを積極的に推進することに努める。
そのため、今日の社会における情報化、サービス経済化、国際化の進展に対癒した、教官課程の一層の改善・充実及ぴ指導法の改善を図り、学力向上を目推すように努める。
一 商業に関する基礎的・基本的な内容の精選を図り確実な定着化に努める
(一) 基礎学力が、その後の発展的な学習への十分な転移力となり得るよう、指導内容と指導方法を吟味し、学力の向上に努める。
(二) 能力や適性等の多様な生徒が入学している実態から、生徒一人一人の個性の理解に努め、個々の生徒の個性を生かす指導法を研究する。
二 新設科目及び新分野の職業資格について理解を深め、指導カの向上に努める
(一) 新設科目の設置された背景を理解するとともに、これらの指導に必要な知識・技術習得の研修に努める。
(二) 新分野の職業資格等の各種検定について学科・類型制・コース制等の特性が生かされるように精選を図り、確実な取得を目指す方途を研究する。
三 実際的・体験的学習を通じ、創造的に問題を解決する能力を養う
(一) 総合実践のもつ、中心統合的な性格をふまえ、学科の目標が十分に達成されるような特色ある実践体系づくりを目指すとともに、問題解決能力を養うための研究を推進する。
(二) 実際的・体験的な知識、技術を身に付けさせるため、企業見学や現場実習等を積極的に導入することについて検討する。
四 情報処理教育の積極的な推進
情報処理機器の整備・充実が進行している現状に対応して、授業への積極的な導入を試み、情報の処理・活用能力を育成するための研究を進める。
五 専門教育としての魅カを更に高めるため、教育課程の改善・充実を図る
専門学科としての魅力を更に高めるため、生徒の興味・関心、進路希望等に応じ、コース制・選択制の拡大を意図した教育課程の編成に努める。
特別活動
望ましい集塵活動をとおして、心身の調和のとれた発達を図り、個性を伸長するとともに、協力してより長い亀活を築こうとする自主的、実践的な態度を育て、将来において自己を凪しく生かす能力を養う。
一 指導計画を十分に検討し、その改善に努める
(一) 教育課程の編成に当たっては、特別活動の位置付けを明確にして適切な授業時数の確保に努める。
(二) 各学校の実態に即して「勤労にかかわる体験的学習」を盛り込むようにし、正しい勤労観や、職業観の育成に努める。
(三) 生徒指導(学習指導・進路指導を含む)の充実に資する計画であるように配慮する。
(四) 各教科及び特別活動の各内容相互の関連を十分に図るようにする。
(五) 生徒自身による実践的活動を助長し、「ゆとりある、しかも充実した学校生活」ができるように努める。
(六) 評価の方法を検討し、その改善に努める。
二 各内容ごとの重点