教育福島0138号(1989年(H01)04月)-049page

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・書・絵画の鑑賞

・鑑賞のこころを養う

(4)語学(三単位・四十八時間)

1)国際理解の基礎

・日本の暮らしと外国の暮らし

・諸外国の高齢者の生活

・日本の生活の中の外国化

・正しい外国感

2)英会話1)

やさしい日常英会話1)・2)

やさしい日常英会話3)・4)

3)英会話2)

・外国人と話そう1)・2)

・学園生同士で英語で自分の意思を伝え合おう1)・2)

(5)政治・経済(三単位・四十八時間)

1)日本と国際社会

・現代社会の中の日本の現状

・アジアの中の日本

・現代の政治と地域社会

・地域社会の将来

2)私たちのこれからのくらし

・現代社会の中の高齢者の生き方

・高齢者と消費生活

・年金と暮らし

・生きがいのある生活の実現

3)二十一世紀の日本

・現在から二〇〇〇年まで

・かしこい高齢者になるために

・強く生きぬくための仲間づくり

(6)高齢者の健康(一単位、一六時間)

1)高齢者の食事と楽しい生活

・健康を保持するための食事

・健康づくりと精神衛生

2)高齢者とスポーツ

・のびのびスポーツ1)・2)

(7)高齢者の生活(一単位・十六時間)

1)家族・隣近所との付き合い法

・家族との関係

・生活環境の整備のしかた

2)楽しい生活をおくるために

・生活体験発表1)・2)

以上の七分野について学習することになります。

しかし、開設地区の特色を生かした学習活動の展開となりますので、学習内容の細かい部分や学習方法等は異なるものと思われます。

また、これらの学習以外に、自分の学習したい分野を自宅等で学習する「自由学習」の時間も設けています。

夏休み、冬休みの期間も設定し、学園で学習したことをゆっくり復習する時間等も考慮しています。

 

六 講師

各分野の専門講師(協力機関、各地域の講師等一

 

七 定員及び入学対象者

1 定員

三百五十名(一教室三十五名)

2 入学対象者

六十歳以上

 

八 修了の要件

1 長寿学園は単位制をとり、一単位は十六時間です。

2 一定単位一二十単位)を修得した者には、修了証書を授与します。

なお、いろいろな事情で単位が取れない方々が単位を補充する方法として市町村・市町村教育委員会、公民館等が実施する、前記の七学習分野に該当する学習内容であれば、単位を認定し、単位の補充を認めることにしています。

 

九 経費

学習に要する教材費等は自己負担となります。

 

十 学園生活

学園生活が円滑に、しかも学習の目的が十分達成され、学園生活を楽しく過ごせるように、次のことを行います。

1学園祭の実施

(1) 目的

学園生の学習の成果や意見発表等を行い、「心のふれあい」や「仲間づくり」のための場として活用して、学園生活を意義あるものとします。

(2) 実施回数

・年一回(十月予定)

(3) 内容

・講演

・学習成果の発表、意見発表

・学園生の交流の場、アトラクション

・作品展示等

2特別講座の開設

学園では、前記の七分野以外に、学園で更に教養を高めていただくために、特別講座を開設します。

(1) 内容

幅広い学習領域からの講演を中心として、学習をします。

(2) 実施方法

各種の学習機会をとらえ、実施する機関等と連絡を図りながら推進します。

3相談業務

(1) 目的

学園生活を続ける中で、学園生活全般に関することや学習に関すること、単位の取得等に関することなど、さまざまな問題を解決するために、本業務を実施します。

(2) 実施方法

電話による相談

電話番号

〇二四五(二四)三八九五(県社会教育課)

 

おわりに

 

本事業は、学ぶことによって自己実現を図りたい高齢者を対象とした事業です。

学習を通して、多くの学園生と積極的にふれあい、豊かな人生を創造できる資質を高め、地域の中でリーダーとして活躍されますことを期待しています。

 

 

 


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