教育福島0141号(1989年(H01)09月)-016page

普通科では前年度より男子が二・二ポイントの増、女子が○・一ポイントの増となり、普通科全体では一・一ポイントの増となった。

さらに職業に関する学科では、家庭科が前年度より四・六ポイント増加したほかはいずれの学科も前年度を下回った。職業科全体では○・一ポイントの増となった。職業科のいずれの科でも、女子の大学等進学率が前年度より上回り、男子はいずれの科でも前年度を下回っている。理数科は例年卒業生が少ないため、進学率の変化が比較的大きく、前年度に比して四・五ポイント減少した。

　

(二)　各種学校への入学(表1、2、表3の1・2、表6参照)

　

予備校を含む各種学校等への進学者数は、男子二千六百六十九人(入学率二十三・四パーセント)、女子二千百二十二人(同十九・四パーセント)であった。

学科別にみると、商業科、家庭科、理数科で増加している。全体では前年度より一・ニポイント減少した。

なお、予備校入学者を含まない各種学校等入学者は、三千二百十人(入学率十四・四パーセント)で前年度より○・一ポイント増加した。

　

(三)　次年度進学希望者(表2、3の1参照)

　

次年度進学希望者数は、男子千六百六十七人(十四・六パーセント)、女子四百六十二人(四・二パーセント)である。全体では、六十二年度に十・七パーセントと五十五年度以来はじめて十パーセント台になったが、六十三年度再び九・五。パーセントと前年度より一・二ポイント減少し九パーセント台へもどった。

　

(四)　学部別進学者入学者(表4参照)

　

進学者総数五千二百九十人の内訳は、文科系二千四百六十八人一四十六・六パーセント)、理科系千百三十六人(二十一・五パーセント)、その他千六百八十六人(三十一・九パーセント)となっている。

　

(五)　大学別進学者(表5参照)

　

表5は進学した主な大学について、進学者の実数を示したものである。

六十三年度卒業生の国立大学への進学者は、全体で前年度より八十九名増加した。大学別では、福島大学が二百七十一名となり、前年度より十一名の増となったほか、前年度比で山形大学が十一名増、東北大学が六名増、茨城大学が十九名増、筑波大学が四名増、宇都宮大学が十八名増となった。しかし新潟大学では五名減少している。これらの大学への進学者で国立大学進学者の七十一・八パーセントを占める。

　

表2　昭和63年度進学者実数(公立全日制)