教育福島0142号(1989年(H01)10月)-012page
なお、この大会から、沖縄も参加し大会に異彩を放った。」と総評している。(資料3参照)
四、東北総合体育大会
「ミニ国体」と呼ばれている東北総合体育大会は、昭和四十九年に岩手県で第一回大会が開催され以後回を重ね平成元年度で十六回を迎えた。
◆開催の趣旨
「東北地区のスポーツを振興し、地域住民の体力増強を図るとともに、各県の親善と交友を深め、もって健康で文化的な生活の確立に寄与する。」としている。
◆主 催
(財)日本体育協会、東北各県体育協会、東北各県教育委員会、東北高等学校体育連盟
◆実施競技種目
正式競技種目は陸上競技、軟式野球、テニスなど三十六競技種目であり、ゲートボールがデモンストレーション競技として実施されている。
五、第五十回福島国体に向けての競技力向上対策事業の推進状況
1、競技力向上対策本部の設置
競技力向上対策本部の設置についてては「第五十回国民体育大会開催方針」を踏まえ、昭和六十二年二月に県準備委員会第一回総務専門委員会において、第五十回国体福島県競技力向上対策本部設置について審議され、同年八月に県準備委員会常任委員から成る設立発起人会において設立をみた。(資料4−1・2参照)
2 福島県企業スポーツ連絡協議会の設立
福島県企業スポーツ連絡協議会の設立については、六十三年一月、県内六方部の代表からなる「企業スポーツ推進検討委員会」を設置し、県内企業におけるスポーツ活動の現状と振興について調査、検討し、さらにこれらを踏まえ、二度にわたる設立準備委員会を開催した後、同年九月、県内五十二社、一団体の賛同を得て当協議会の設立をみた。
3 第五十回国体競技会場地
昭和六十二年八月、第五十回国体県準備委員会・第四回常任委員会において総合開閉会式場及び競技会場地八市八町二村・二十競技を、昭和六十三年二月、県準備委員会第五回常任委員会において七市八町八村・二十競技一種目を、更に平成元年三月、県準備委員会第七回常任委員会において、自転車競技ロードレースの会場地をそれぞれ決めた。
この結果、正式競技・三十九競技、公開競技・二競技競技会場地十市十六町十二村が決定した。(資料5参照)
六、本県の競技力の現状と課題
ここ数年、国民体育大会における総合成績(天皇杯)は低迷している(資料1−3参照)。
これらの現状を開催季別(冬季・夏季・秋季大会)・種別(成年種別・少年種別)や男・女別に本県の過去三回の国体競技得点から分析すると次のようなことがわかる。(国体における成年種別とは満十八歳以上の者、少年種別とはそれ以下の者をさす。)
資料4−1
第50回国民体育大会福島県競技力向上対策本部
設置年月日 昭和62年8月17日
1.本部委員会 (23名)
目的
1)競技力向上の総合計画に関すること
2)競技力向上事業の実施に関すること 等
本部長 大内 忠昭(県教育委員会教育長)
副本部長 三本杉國雄(県スポーツ振興審議会会長)
2.総務企画部長 (25名)
職務分担
1)予算及び決算に関すること
2)競技力向上推進総合計画に関すること 等
部会長 (平成元年10月現在空席)
副部会長 本宿 尚(県体育協会副会長)
3.普及強化部会 (29名)
職務分担
1)指導者の養成・確保、選手の育成・強化に関すること
2)競技の普及に関すること 等
部会長 北村 孝男(県体育委員会副会長)
副部会長 佐藤 克巳(県体育協会競技力向上委員会委員長)
資料4−2
第50回国民体育大会福島県競技力向上対策本部組織図