教育福島0142号(1989年(H01)10月)-034page

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福島県教育委員会

福島県教育委員会

 

教育・文化振興への貢献を称える教育・文化関係表彰者を決定

 

平成元年度の県文化功労賞受賞者に芸術部門(日本画領域)の飯塚二三雄(栖圃)氏と、同じく芸術部門一文化活動領域)の玄葉與光氏の二名が決まりました。

県教育委員会は、九月十四術の定例九月教育委員会を開き、その席で本年度の教育・文化関係表彰者を決定しました。これを受けて同日の十五時三十分から大内忠昭県教育長が記者会見を行い、文化功労賞受賞者二名、教育・文化関係功労者三十一名、教育・文化優良施設二施設・教育・文化関係優良団体十一団体及び永年勤続表彰者四百九十五名を発表しました。

本県の教育・文化の振興発展に貢献し、その功績が顕著であるとして表彰を受ける方々は別掲の通りで、表彰の式典は来る十一月三日(金)の文化の日に福島市の県文化センタにおいて挙行されます。

 

文化功労賞

 

福島県の文化の向上に著しい業績を残された個人に授与される福島県文化功労賞の受賞者には飯塚二三雄(栖圃)氏(七十四歳・福島市森合)と、玄葉與光氏一七十二歳・田村郡船引町大字船引)の二人が選ばれました。両氏の略歴と業績等は別に記した通りです。

 

文化功労賞受賞者

 

飯塚二三男(栖圃)氏

大正四年伊達郡桑折町生まれ。昭和十五年に東京の川端画学校日本画科を卒業。

大正四年伊達郡桑折町生まれ。昭和十五年に東京の川端画学校日本画科を卒業。

戦後は一貫して県内に在存し、昭和二十二年の第七回目本画院展受賞を第一歩に、その後同展や日展において多数の入選を果たす一方で、県総合美術展覧会、県勤労者美術展に第一回から連続出品する等、盛んな創作活動を続けている。

昭和四十一年に福島美術研究所を創設主宰して日本画から児童画に至るまでの幅広い内容の美術教室を開いて本県美術の底辺拡大に寄与するとともに、昭和四十八年には福島県日本画協会を創立し、会長として日本画の振興と作家の親睦を図る等、本県の日本画の振興と発展に大きな貢献をした。

 

玄葉 與光氏

れ。早稲田大学商科中退の後、昭和十年から家業の酒造業に従事し現在に至る。

大正五年田村郡船引町生まれ。早稲田大学商科中退の後、昭和十年から家業の酒造業に従事し現在に至る。

昭和二十年に船引町青年文化協会を設立し、戦後の混乱期にあって会長として地域の民主化と文化の向上に大きく貢献した。

その後、県農村文化団体連合会常務理事、県教育委員会委員(委員長)、船引町長、県文化振興会議委員等を歴任し、四十年間にわたって地方並びに県内の文化団体の充実と文化の振興発展に貢献した。また、同氏は画家竹久夢二の研究者として本県と夢二との関係を明らかにするとともに、船引町立図書館での夢二ルームの展示や「夢二と福島」の出版などにもよって本県の文化の振興に寄与している。

 

教育・文化関係表彰者

 

○地方教育行政功労者(四名)

齋藤 久子(二本松市教育委員会委員長)

橋本 光男(須賀川市教育委員会教育長)

根本 富敏((前)東白川郡塙町教育委員会教育長)

大桃  博(南会津郡伊南村教育委員会教育長)

 

○学校教育功労者(十六名)

後藤眞太郎(福島市立福島養護学校長)

新村 邦吉(福島市立福島第一中学校長)

鈴木俊三郎(石川郡石川町立石川小学校長)

橋本 義信(郡山市立金透小学校長)

坂本 ◆郎(白河市立白河筆小学校長)

寺川  智(会津若松市立箪中学校長)

大堀 敬之(会津若松市立第二中学校長)

佐々木清人(原町市立原町筆中学校長)

高野 弘道(いわき市立平第一小学校長)

宗像 列郎(県立福島女子高等学校長)

鈴木 悦郎(県立福島商業高等学校長)

佐川 芳雄(県立福島農蚕高等学校長)

古川 文雄(県立福島工業高等学校長)

山川 進一(県立福島南高等学校長)

吉田  彌(県立安積高等学校長)

 

 

 


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