教育福島0142号(1989年(H01)10月)-045page
資料 須賀川市立第二中学校PTA活動事例
次に昨年実施した須賀川市立第二中学校PTAの活動事例を紹介します。
〈事例 須賀川市立第二中学校〉
この事業では、四つの内容の活動を実施し、延べ約千七百名のPTA会員及び生徒、さらに地域の人たちが参加して活動が行われました。
特に教育環境浄化地域懇談会を青少年健全育成の関心を高める目的で、午後七時から九時まで、九会場で実施しております。(資料・写真参照)
おわりに
現代社会の変化は激しく、価値観の多様化によって、一つの課題解決のために、多面的な学習が必要になってきております。
PTA活動は、児童・生徒の健やかな成長を図る目的で行う活動ですが、活動の目的達成のために、活動内容、方法等について、一つ一つ学習し、工夫して、PTA会員の総意による活動として行うことが大切です。
PTA活動の活発化は、会員一人一人の学習意欲によって左右されるものですから、「学ぶPTA」を目指す日・常的な活動が不可欠となります。
PTA活動の中で、多くの会員との交流による学習は、生涯学習の観点からも非常に重要なことであり、また、父母が学習を通して「仲間づくり」をする姿は「親のうしろ姿」を見て成長する児童・生徒にとっては、大変貴重な教材ともなります。
複雑な現代社会に生きる青少年たちが抱える多くの問題の解決のために、今後更に「学習するPTA」を目指すことが必要であると言えるでしょう。
青少年健全育成講演会における実技指導(陸上競技)