教育福島0143号(1989年(H01)11月)-036page
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平成二年度 県立高校募集定員決まる
全国制二万五千八百五人、定時制は五百人
中学校卒業見込者数の増加で二百九十人(前年度比)の増
去る十月三十日、県教育委員会は、平成二年度の県立高等学校の募集定員を発表しました。
その主な内容についてお知らせします。
なお、各高等学校の募集定員数については表1(次ページ)のとおりです。
一、基本方針
(一)平成二年三月の各地区の中学校卒業者数や志願の動向を考慮しながら収容率の適正化に努める。
そのために学級増、暫定増の措置を講ずる。
(二)学校の適正な配置並びに学科の編制については、県後期中等教育審議会からの答申に十分配慮する。
(三)全日制の課程については、普通科等
(普通科、理数科、国際文化科、文理科、英語科)と職業学科(農業科、工業科、商業科、家庭科、水産科)の募集定員比及び公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。
(四)定時制の課程については、各学校の志願状況並びに地域の実態に配慮し当面現状を維持する。
(注1平成二年三月の中学校卒業見込者数は三万三千六百三人で前年比四百十三人の増です。)
二、募集定員(暫定増を含む)
全日制 二万五千八百五人(前年度比二百九十一人の増)
定時制 五百人(前年度比増減なし)
通信制 五百人(前年度比増減なし)
なお、暫定増については次のようになっております。
・県北地区〜福島農蚕、川俣、安達東の各高校を除く十三校、百九学級について、一学級あたり二人、計二百十八人の増。
・県中地区〜湖南、安積高校御舘分校を除く郡山市内校の六校、須賀川市内の三校並びに田村高校、九十二学級について一学級あたり二人、計百八十四人の増。
・県南地区〜矢吹、東白川農商、同鮫川分校を除く五校三十七学級について一学級あたり二人、計七十四人の増。
・いわき地区〜遠野、小名浜水産高校を除く十二校、百一学級について一学級あたり二人計二百二人の増。
・相双地区〜浪江高校津島分校、富岡高校川内分校、相馬農業高校飯舘分校を除く十一校六十一学級について一学級あたり二人、計二十二人の増。
以上の暫定増の合計は、五十一校、四百学級、八百人となっております。
三、新設学科
1)生物工学料
(岩瀬農業)
2)情報ビジネス科
(白河実業)
3)水産工学科
(小名浜水産)
四、学級増等
学級増、学級減、学科新設、募集停止の状況については表2のとおりです。
※この募集定員は十月三十日、県庁内記者クラブで教育長より発表されましたが、その際、特に「各中学校においては、保護者と緊密な連携を図り、生徒の能力、適性の把握に努め、適切な進路指導に万全を期されるよう切望する」との教育長談話が述べられました。
表2 臨時学級増、学級減、学科新設、募集停止の状況
(表中の数字は学級数)
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