教育福島0145号(1990年(H02)02月)-018page

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努める。

(二) 進路指導の当面する課題を明確にし、校内研修を充実させて具体的な指導の在り方を工夫する。

二、地域や学校及び生徒の実態に即して指導計画を改善し、指導の充実を図る

(一) 学級活動の特質を踏まえ、進路指導の時間の確保と指導の充実に努める。

(二) 進路指導が第三学年に集中したり進学指導に偏ったりすることなく、各学年にわたって、計画的、組織的継続的に指導・援助できるよう指導計画の改善に努める。

(三) 教師の生徒理解と生徒の自己理解を一層深めるため、生徒一人一人の指導の累積記録や各種検査の効果的な活用を通し、個に即した指導・援助に努める。

(四) 進路に関する各種資料や情報等の収集に努めるとともに、それらを整理し、積極的に活用する。

(五) 指導の成果や今後の課題を確認しながら、進路指導の目的に照らして評価し、指導計画や指導方法を工夫する。

 

三、家庭や地域社会、関係諸機関との連携を一層強化する

(一) 学校と家庭との相互理解と協力のもとに、適切な進路指導の在り方について積極的な啓発を行うなど、相互の連携を密にする計画や実践に努める。

(二) 高等学校及び職業指導関係諸機関との連携を図り情報資料の交換に努めるとともに、進路指導についての相互理解を深める。

 

へき地・小規模校

 

少人数の長所を生かし、一人一人の児童生徒の個性・能力に応じた主体的な学習態度を育成するために次の点に努力する。

 

一、地域・学校・児童生徒や学級編制等の実態に即して、指導計画の改善・充実を図る

(一) 地域の学習環境や学習素材、児童生徒の生活経験などを生かした指導計画に改善する。

(二) 児童生徒の実態を的確に把握し、指導内容の重点化、教材の精選や教材構成を工夫して、指導の重点を明確にした指導計画に改善する。

(三) 複式学級における指導計画の在り方について一層研究し、実態に即した効果的な指導ができるようにする。

 

二、少人数の特性に応じた教育活動や指導法を工夫し、授業の充実を図る

(一) 一人一人の積極生や社会性を育てる教育活動を計画的に進める。

(1) 一人一人の特性を生かし、役割や責任が自覚できるよう集団編成や活動の在り方を工夫する。

(2) 全教育活動を通じて、表現力を高める手だてを工夫する。

(3) 個に即した学習課題や到達目標を設定したり、発問を工夫するなど、個に応じた指導に努める。

(二) 主体的に学習を進める力を育てる指導法の改善に努める

(1) 教科の特質に応じた学習の手順やノートの取り方、資料の活用など、学習の仕方を身に付けさせる。

(2) 一人一人の児童生徒が課題を持ち見通しを立てて自ら活動していけるよう指導援助するなど、主体的な活動の場を設定する。

(3) 習得の程度やつまずきの状況をとらえて補完指導するなど、基礎・基本の確かな定着を図る。

(4) 複式学級においては、次の事項に配慮して指導に当たる。

○ 直接指導と間接指導を効果的に関連付ける指導過程を工夫する。

○ 間接指導においては、課題の解決、習熟、応用、自己評価などを通して「個人学習」の深化を図る。

 

三、教育機器や資料の積極的な活用を図る

(一) OHPやVTR等教育機器の効果的活用を図るとともに、視聴覚教材の利用、教材教具の自作を積極的に行い、学習意欲の喚起や学習経験の拡大に努める。

(二) 複式学級の指導に関する指導資料(県教委発行)の効果的な活用に努める。

(三) 教育機器や教材教具等の計画的な整備、管理に努める。

 

小学校

−各教科の指導の重点−

 

国語

 

新学習指導要領への移行措置を踏まえ、言語の教育としての立場を一層重視し、ねらいに合った有効な言語活動を組織するとともに、表現力・理解力の育成を図る。

 

一、国語力を養うための基礎となる言語事項の指導を充実する

(一) 文字、表記、語句等、言語に関する事項を指導計画や指導過程に明確に位置付けるとともに、学年間の発展性や系統生を踏まえ、計画的・’継続的に指導する。

(二) 漢字の指導に当たっては、新小学校学習指導要領第二章第一節の別表において各学年ごとに配当された漢

 

 

 


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