教育福島0147号(1990年(H02)06月)-022page
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聞き状況を把握している。
5)「4プラス1ない」運動に対する保護者の理解と協力態勢の強化
6)交通安全カウンセリングの実施
免許取得生徒を対象に、安全運転の手引き等を利用して、個別指導を実施している。
(四)「交通安全指導をとおしての評価と今後の課題」
生徒自らが安全意識を持って行動するような、自律性を育てる指導の場面が少ないのが現状であり、このような観点から、今回、生徒自身が積極的に活動できる組織づくりに力を入れた結果、次のような多くの変容が見られた。
1)交通自治会と生徒会の委員会活動の活性化
2)交通安全意識の高揚
3)自転車通学時のマナーの自覚
4)交通違反者の減少
5)自転車事故の早期通報連絡
6)自転車置き場の整理整頓の徹底
7)自転車へのいたずらの激減
8)盗難自転車の回収率の急激な増加
これらの変容の要因の一つは、生徒が組織的に交通安全運動に参加した結果であると考えられる。今後の指導の中で、生徒の運営による組織活動の充実を目指していきたい。
特別活動の指導と充実を図る
(一)「生徒会及び生徒会行事への援助と指導」
生徒の自律性を高めるためには、実践的な活動とそれに対する指導の場が必要であるが、生徒会では役員たちの個性と自律性を重視しつつ、さまざまな生徒会行事の立案と実施への援助と指導を行った。
六十三年度は、十年以上実施されなかった文化祭を復活させたいという生徒の希望が盛り上がり、体育祭を「好高祭」に変更して実施することができた。この行事をとおして生徒たちは、一つの行事を企画・運営することの大変さを味わうとともに、終了後の成就感も味わうことができたようである。
平成元年度は特に、全生徒が生き生きとした学校生活を目指し、生徒会行事に関心をもち、積極的に参加し、民主的に運営できるように配慮した。まず、すべての生徒会行事について、LFHR、HR長会、部長会、生徒会総会、リーダー研修会等で討議させたため、計画や内容が常に全生徒に周知され、生徒一人一人の意見や意欲が反映されるようになった。その結果、生徒会に対する生徒の関心が高まり、生徒会行事全体が盛り上がってきた。以下に主な生徒会行事について概要を述べる。
1)リーダー研修会
(ア)期日 平成元年五月二十七日(土)・二十八日(日) 一泊二日
(イ)場所 四倉子どもの村
(ウ)参加者 生徒四十二名(生徒会役員、家庭クラブ役員、各HR代表、各種委員会委員長)指導者二十一名(校長、教頭、教諭他)
(エ)主題 「好高のために何ができるか」「校風」
(オ)反省
○計画、準備、反省の面で成功した。
○生徒会執行部の団結力を高めた。
○テーマ討論から一年生は上級生の考えを知り参考になった。
○参加生徒の潜在能力を引き出すのに有効な研修であった。
(カ)今後の課題
○生徒に更に主体性を持たせ、内容の充実を図る。
○参加生徒から一般生徒への波及効果を高める方策を考える。
○より多くの生徒に研修の機会を与える。
○リーダーとして活動している生徒たちのため、学期ごとに反省会を開き、さらに研修を深めさせる。
資料3「好高祭」実施までの経過
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2)文化祭(好高祭)
「好高祭」は、六十三年度の生
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