教育福島0149号(1990年(H02)09月)-010page

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1 研究主題に迫るための年次計画

1) 昭和六十三年度

「自己理解を深めさせるための進路に関する生徒理解の方法は、どうあればよいか」-生徒理解の進め方の研究をし、自己理解を深めさせる手立てを探る。

2) 平成元年度

「自己理解を深め、目的意識を持って進路の選択ができるようにさせるための指導は、どうあればよいか」-自己理解をさらに深めさせる目的意識を育成して、望ましい進路の選択ができるようにさせるために、指導計画の整備をし、継続的な指導を行う-

2 全体研究の内容

(1) 三年間を見通した進路計画の整備とそれに基づく継続的な学習への取り組ませ方の研究

・進路指導全体計画等の整備

・生徒の進路学習への働きかけ

(2) 自己理解を深めさせる手立ての研究

・自己理解を深めさせるための生徒理解

・生徒理解をもとにした指導の展開

(3) 学年の発達段階に応じた目的意識育成の研究

・進路発達段階に応じた課題追求

・目的意識育成をめざす授業の工夫

・年間学習指導案の作成とそれに基づく継続的な授業の実践

3 研究の方法

(1) 生徒・保護者・教師の意識調査により問題点を明らかにする。

(2) 進路指導計画の検討をする。

(3) 望ましい生徒像を描き、その育成をめざす指導を行う。

(4) 学期、月ごとの推進計画に基づき実践結果を分析して研究の方法を改善する。

(5) 継続指導の中で、指導の効果を確かめながら研究を進める。

(6) 全体研究と各部研究に分け、その関連を図りながら研究を進める。(資料1参照)

(7) 計画的に校内研究を行う。また、関係機関の指導を受け、改善を図る。

 

資料1 研究推進計画

五、研究の構想

 

五、研究の構想

年次ごとの具体的構想は、次のように立てた。

(1) 一年次 生徒理解の進め方の研究をし、自己理解を深めさせる手立てをさぐる。

ア、自己理解を深めさせるための生徒理解

イ、生徒理解の上に立った進路指導の実践

(2) 二年次 自己理解を深めさせながら、目的意識を育成し、望ましい進路の選択ができるようにするため指導計画を整備し、継続的な指導を行う。

ア、学年指導計画の検討と整備

イ、指導過程の改善及びそれに基づく継続指導

ウ、各学年の指導案の作成

各研究部の研究経過

各研究部の研究は、各学年二名程度から成る人員で構成し、全体研究との関連を保ちながら学級指導に役立つ研究を進めた。

(1) 指導計画部会

全体計画の検討改善、学年指導系統表の検討を中心に、具体的な指導ができるようにした。

(2) 進路学習部会

学習指導案や授業の進め方を中心に進路発達段階に応じた課題のあり方を研究した。

(3) 進路相談部会

進路相談の計画、実践を通して、生徒の自己理解や自己実現をめざす相談のあり方を研究した。

(4) 情報・調査部会

資料の収集、保存、活用の仕方や諸

 

 

 


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